前のトピック: ブート可能 CD 方式の惨事復旧の要件次のトピック: ブート可能 CD 方式を高速モードで使用する惨事復旧の完了


ブート可能 CD 方式を使用した惨事復旧の開始

Windows XP および Windows Server 2003 では、ブート可能 CD 方式を使用して惨事復旧処理を開始できます。

Windows XP および Windows Server 2003 での惨事復旧の実行方法

  1. Windows XP Professional または Windows Server 2003 の CD を使用して、復旧するマシンを起動します。
  2. 任意のキーを押して CD から起動します。

    注: Winodws CDでサポートされていない追加のSCSIドライバをインストールする場合は、F6キーを押します。

    [追加ドライバ]ダイアログ ボックス

    画面の下部に、F2 キーを押して自動システム回復を開始するように促すメッセージが表示されます。

  3. F2 キーを押します。

    ASR を実行するには F2 を押します。

    重要:  通常の Windows インストール手順を避けるために F2 を押します。

  4. 「Windows Automated System Recovery Disk」という名前のディスクを挿入するよう求めるメッセージが表示されたら、このサーバ用に作成された「CA ARCserve Backup Machine Specific Disk」という名前のディスクを挿入して、Enter キーを押します。

    それ以前に F6 キーを押している場合は、デバイス ドライバのフロッピー ディスクを挿入するように求めるメッセージが表示されます。

    ASR 処理によって、使用可能なディスクの環境設定が評価されます。 ディスクのパーティションを再作成する必要がある場合は、復旧処理ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. Cキーを押してディスクのパーティションを再作成するか、F3キーを押して終了します。

    パーティションの再作成

    ディスクのパーティションを再作成しない場合は、このダイアログ ボックスは表示されません。

  6. 追加の SCSI、FC、または RAID ドライバをインストールした場合は、デバイス ドライバのフロッピー ディスクを挿入します。

    復旧するコンピュータの環境設定に応じて、「Windows Automated System Recovery Disk」という名前のディスクを数回挿入する必要がある場合があります。 このディスクは、「CA ARCserve Backup Machine Specific Disk」という名前のディスクと同じです。

  7. Enter キーをもう 1 度押します。

    必要なファイルが Windows のインストール フォルダにコピーされます。

    注: Machine Specific Disk は、「Machine Specific Recovery Disk」とも言います。

  8. ファイルのコピーが完了した後、CA ARCserve Backup Machine Specific Disk を取り出してコンピュータを再起動します。 再起動すると、ASR 処理が続行されます。

    この処理では、デバイス ドライバおよびネットワーク プロトコルをインストールし、惨事復旧処理を実行するようにコンピュータを設定します。 さらに、コンピュータ上にあるボリュームの復旧およびフォーマットも自動的に行われます。

    重要: 自動システム回復による Windows XP または Windows 2003 システム上のボリュームのフォーマット中に、Enter キー、Esc キー、または ALT + F4 キーを押すと、自動システム回復のプロセスが中断され、フォーマット処理が失敗します。 したがって、これらのボリューム上のデータはリストアされません。

  9. メッセージが表示されたら、CA ARCserve Backup CD/DVD と Machine Specific Disk を挿入し、[OK]をクリックします。

    [Disaster Recovery の起動]ダイアログ ボックス

    Disaster Recovery ウィザードが表示され、復旧処理が開始されます。