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pfc - プレフライト チェックリスト ユーティリティ コマンド

プレフライト チェックリスト ユーティリティ コマンド(pfc)により、CA ARCserve Backup サーバおよびエージェントに対してバイタル チェックを実行して、バックアップ ジョブの失敗の原因となる可能性のある条件を検出できます。 このコマンドは、CA ARCserve Backup の稼働中に実行することを想定されています。

pfc によって実行されるチェックは、以下のように、システム チェック、ARCserve チェック、エージェント チェック、メディア チェックの 4 つのカテゴリに分類されます。

システム チェック

サーバのシステム要件、データベースの空きディスク容量、および RPC(Remote Procedure Calls)サービス登録のチェックが含まれます。

ARCserve チェック

ARCserve システム アカウントと権限、CA ARCserve Backup エンジンのステータス、SAN サーバとの接続状況(SAN Option がインストールされている場合)、およびサーバに接続されているテープ デバイスの状態などがチェックされます。

エージェント チェック

ジョブに必要なすべてのクライアントおよびデータベース エージェントに関する、接続とクレデンシャルのチェックが含まれます。

メディア チェック

再利用セット内のメディアの使用可能性(ジョブにメディア プールが指定されている場合)、メディアの有効期限、ファイル システム デバイスでのソースとデスティネーションの競合のチェックが含まれます。

pfc ユーティリティを使用するたびに、以下のログが作成されます。

PFC_SERVERNAME_######.LOG

このログには、pfc の実行時にコマンド プロンプト ウィンドウに出力された情報と同じ情報が書き込まれ、CA ARCserve Backup ログ ディレクトリ(ARCserve Home Directory/logs/pfclogs)に配置されます。 このディレクトリは、-logpath オプションを使用して変更できます。