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クラスタ リソースを手動で登録

ローカル ノードにエージェントをインストールするとき、インストール手順によってクラスタ リソースが自動的に登録および作成されます。 このセクションでは、クラスタ リソースを手動で登録および作成する方法について説明します。

クラスタ リソースを手動で登録する方法

  1. Exchange 仮想サーバが実行される可能性のあるすべてのノードにエージェントがインストールされ、エージェントのインストール ディレクトリがすべてのノードで同じになるようにします。
  2. リソースの種類が登録されていない場合は、以下のコマンドを実行します。
    Cluster.exe restype "CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier" /create /dll: CaExCluRes.dll /type:"CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier"
    

    注: リソースの種類がすでに登録されている場合は、クラスタ アドミニストレータの[クラスタの構成]の下の[リソースの種類]に CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier が表示されます。

  3. 以下のコマンドを実行して拡張dllを登録します。
    Cluster.exe/REGEXT:"C:¥WINDOWS¥cluster¥CAExCluResEx.dll"
    
  4. クラスタ アドミニストレータを使用して、Exchange 仮想サーバ グループに CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier クラスタ リソース インスタンスを作成します。 Exchange Server名をクラスタリソース インスタンス名に追加してください。 たとえば、CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier(VS1)は、クラスタ リソース インスタンス名であり、VS1 はExchange Server 名です。 [新しいリソース]ダイアログ ボックスが開いたら、リソース インスタンスの名前と説明を入力します。次に、[リソースの種類]フィールドで[CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier]を選択し、[グループ]フィールドで Exchange Server の仮想グループ名を選択します。

    [次へ]をクリックします。

    [実行可能な所有者]ダイアログ ボックスが開きます。 リソースをオンラインにできるクラスタのノードが[実行可能な所有者]に表示されます。

  5. [次へ]をクリックします。

    [依存関係]ダイアログ ボックスが開きます。

  6. [依存関係]ダイアログ ボックスが開いたら、[完了]をクリックしてリソース作成プロセスを終了し、[OK]をクリックします。
  7. クラスタ アドミニストレータを開き、CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier リソースが表示されていることを確認します。

    以下の図は、CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier リソースが表示されている状態を示しています。

    クラスタ グループ、サービスのステータスの表示

  8. CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier のリソースを右クリックして、[全般]、[依存関係]、および[詳細設定]のオプションを確認します。

    以下の図は、CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier の[一般]タブにオプションが表示されている状態を示しています。

    Exchange Agent Notifier の[全般]タブ

    以下の図は、CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier の[依存関係]タブにオプションが表示されている状態を示しています。

    Exchange Agent Notifier の[依存関係]タブ

    以下の図は、CA ARCserve Backup Exchange Agent Notifier の[詳細設定]タブにオプションが表示されている状態を示しています。

    Agent Notifier タブ

    注: [詳細設定]タブで、[グループに適用する]チェック ボックスがオフであることを確認します。 このチェック ボックスをオフにすると、リソースの状態がExchange Serverの仮想グループに影響しないよう設定できます。

  9. リソースを作成する必要のある Exchange Server 仮想グループを持つ各ノードに対して、手順 2 ~ 6 を繰り返します。

詳細情報:

クラスタで動作させるためのエージェントの構成