右ペインの[ジョブ キュー]タブには、すべてのジョブの情報が表示されます。 CA ARCserve Backup マネージャでジョブを実行またはスケジュールするたびに、ジョブ キューにジョブをサブミットします。 CA ARCserve Backup は、実行待ちのジョブのためにジョブ キューを常時スキャンします。 ジョブを選択して右クリックすると、以下のオプションが表示されます。
- [レディ/ホールド] -- ジョブのステータスを[ホールド]または[レディ]に変更します(現在[ホールド]である場合)。 [ホールド]は、ジョブの実行スケジュールに入っていないことを表します。[レディ]は、ジョブが実行待ちであることを表します。
- [ジョブの追加] -- あらかじめ保存されているスクリプトを使用して、ジョブをただちにキューにサブミットできます。 (スクリプトは、ファイルに保存済みのジョブです。 スクリプトには、ジョブで使用するソース、デスティネーション、オプション、およびスケジュール情報が含まれます)。
- [ジョブの修正] -- ジョブを修正します。 新しいジョブを作成せずに、既存のジョブにオプションや別のソースを追加できます。
- [ジョブの再スケジュール] -- ジョブの実行日、時間、またはステータスをただちに変更します。 また、ジョブ キューにとどまっている終了ジョブを再サブミットすることもできます。 これは、ジョブの実行に失敗した場合に行うことをお勧めします。
- [即実行] -- [レディ]または[終了]のステータスにあるジョブにのみ使用できます。 このオプションは以下の場合に便利です。
- ジョブをスケジュール済みの実行時刻以前に実行する場合
- ハードウェアの問題により実行されなかったスケジュール ジョブを、問題の解決後にすぐに実行する場合
デバイス グループが使用可能な場合に、ジョブが即座に実行されます。 [即実行]を選択したときにデバイス グループが使用できない場合、ジョブはキューに入ったままとなり、デバイス グループが使用可能になるまで待機します。
繰り返しジョブ、ローテーション ジョブ、または GFS ローテーション ジョブに対して[即実行]オプションを選択した場合は、以下の条件が適用されます。
- ジョブは即座に実行されますが、通常、既存のスケジュールには影響しません。ただし、ジョブの実行に要する時間が次にスケジュールされている実行と重複する場合は、影響します。 この場合、その日にスケジュールされている実行はスキップされます。 たとえば、月曜日~金曜日の午後 9:00 に実行するようスケジュールされているジョブがあるとします。このとき、午後6:00 に[即実行]を選択し、午後 10:00 までジョブが完了しなかった場合、その日の午後 9:00 にスケジュールされていたジョブの実行がスキップされます。
- 対象ジョブで使用されるバックアップ方式は、その日にスケジュールされている実行で使用されるバックアップ方式と同じです。 たとえば、午後 9:00 にスケジュールされている増分バックアップ ジョブがある場合に、午後 6:00 に[即実行]を選択すると、午後 6:00 に実行されたそのジョブは増分バックアップになります。 スケジュールされている実行がない日に[即実行]を選択した場合は、次にスケジュールされているジョブのバックアップ方式が使用されます。 たとえば、月曜日に実行するようスケジュールされている増分バックアップがある場合、土曜日に[即実行]を選択すると、土曜日に実行されたそのジョブは増分バックアップになります。
- [ジョブの停止]-- CA ARCserve Backup のキューからアクティブ ジョブを取り消し、次回の通常の間隔に合わせて再スケジュールします。
注: ジョブを停止すると、[前回の結果]フィールドに「キャンセル」と表示されます。
- [ジョブの削除]-- ジョブをキャンセルし、CA ARCserve Backup のキューからそのジョブを完全に削除します。
アクティブなジョブに対して、[ジョブの削除]オプションを実行することはできません。 一定の繰り返し間隔で実行する(ジョブ作成時に設定)アクティブ ジョブを削除する場合は、[ジョブの停止]オプションを使用します。 [ジョブの削除]を選択すると、ジョブが中断されて、キューから完全に削除されます。再スケジュールされることはありません。 そのため、ジョブをスクリプト ファイルに保存していない場合は、ジョブを再度作成する必要があります。
注: CA ARCserve Backup では、CA ARCserve Backup データベース保護ジョブおよびデータベース廃棄ジョブが意図的に、または誤って削除された場合でもそれらを再作成できます。 詳細については、「CA ARCserve Backup データベース保護ジョブの再作成」および「CA ARCserve Backup データベース廃棄ジョブの再作成」を参照してください。
- [ユーザ名の変更] -- サーバとソースの各ノードのユーザ名とパスワードを変更します。
- [暗号化パスワードの変更] -- 以前ジョブに指定された暗号化パスワードを変更します。
- [プレフライト チェック]-- CA ARCserve Backup サーバおよびエージェントに対して重要なチェックを事前に実行することで、バックアップ ジョブが失敗する原因となる問題を検出します。
- [並べ替え順] -- キュー内のジョブは、実行時刻順に表示されます。 このオプションは、キュー内でのジョブの表示順序を変更します。 ジョブの表示順序変更は、表示上だけのものです。 ジョブが処理される順序には影響しません。 次のいずれかのフィールドをクリックすると、ジョブの表示順序が変更されます。[ステータス]、[実行時刻]、[ジョブの種類]、[サーバ]、[前回の結果]、[所有者]、[ファイル総数]、または[詳細]。
注: マウスでドラッグ アンド ドロップの操作をするだけで、これらの欄の表示サイズを変更できます。 欄と欄との境界線にカーソルを合わせ、マウスの右ボタンをクリックしたまま左ボタンをクリックしてマウスを動かすと、どの方向にもどの大きさにも、欄の表示サイズを変更できます。
- [プロパティ] -- ダブルクリックすると、ジョブの実行時に[ジョブ プロパティ]ダイアログ ボックスが呼び出されます。