オープン ファイルをバックアップする場合、VSSはVSS対応アプリケーションとそのアプリケーションのライタを使用して、バックアップに関連するファイルを準備します。たとえば、Microsoft ExchangeのファイルはMicrosoft Exchangeライタで準備します。また、Microsoft SQLのファイルは、MSDEライタで準備します。 特定のアプリケーションで使用できるライタがない場合、そのアプリケーション形式のオープン ファイルのバックアップは正確性に欠けるものになります。
バックアップするファイルがライタに関係している場合は、Client for VSS Software Snap-ShotまたはEnterprise Option for VSS Hardware Snap-Shotを使用します。 ライタでは、アプリケーションおよびそのファイルとの理想的な通信が可能であるため、VSSはライタのファイルのトランザクションがどのように動作するかという点で詳細な情報を取得できます。 ファイルの稼働率がきわめて高い場合、 Agent for Open Filesでは、VSSに比べてオープン ファイルを安全にバックアップできる期間を検出するのに時間がかかります。
ライタに関連付けられていないオープン ファイルを確実にバックアップするには、 Agent for Open Filesを使用してください。 ライタに関連付けられていないオープン ファイルを、VSSを使用してバックアップすると、トランザクションの整合性が保証されず、バックアップ全体が無効になる危険性もあります。
Agent for Open Files は、他のアプリケーションとは関係なく動作します。 アプリケーションはオープン ファイルがエージェントによってバックアップ中であることを認識する必要がなく、エージェントと対話しなくてもバックアップ ジョブ中にファイルに書き込むことができます。 すべての処理はエージェント側で行われます。
Copyright © 2013 CA.
All rights reserved.
|
|