ca_backup -diskstage コマンドには、CA ARCserve Backup がディスク ステージング バックアップ ジョブ中に使用する基本ポリシーおよびパラメータを定義するのに使用されるその他のオプションが含まれます。
ca_backup -diskstage コマンドには、以下のその他のオプションが含まれます。
ca_backup -diskstage <groupname>
[-maxstreams <Max # Streams(1-32)>] [-chunksize <size in MB(1-16)>] [-purgefailedsessions] [-purgecancelledsessions] [-makeupjobtotape] [-createDMJMakeupJobOnHold] [-leaveCatalogsOnDisk] [-consolidate
[-consolidate_mediaprefix <media prefix>] [-consolidate_mediapoolprefix <mediapool prefix>] [-consolidate_copymethod <append|overwrite>]]
ステージング機能を使用するバックアップ ジョブとディスク ステージング デバイス グループの名前を指定します。
ステージング デバイスに対してバックアップ ジョブを実行する際に CA ARCserve Backup が使用するストリームの数を指定します。
デフォルトのストリーム数は 4 であり、サポートされている範囲は 1 ~ 32 です。
ステージング バックアップ中、CA ARCserve Backup がデータを小さいチャンク(サブ ジョブ)に分割して、ディスクに書き込むように指示します。 各データの最大サイズまたはデータ量(MB 単位)を指定する必要があります。
デフォルトのチャンク サイズは 1 MB で、1 ~ 16 MB の範囲がサポートされています。
ディスクへのバックアップ(ステージング)中にセッションが失敗した場合、CA ARCserve Backup は、すぐにこのセッションを削除対象(ディスクからパージされる)としてマークするように指示されます。 これにより、ディスク領域が速やかに開放されます。
ディスクへのバックアップ(ステージング)中にセッションがキャンセルされた場合、CA ARCserve Backup は、すぐにこのセッションを削除対象(ディスクからパージされる)としてマークするように指示されます。 これにより、ディスク領域が速やかに開放されます。
ディスクへのバックアップ(ステージング)処理中に、ディスクに空領域がないためエラーが発生すると、メークアップ ジョブが作成され、メークアップ ジョブの実行時に、バックアップが最終的なデスティネーション メディア(テープ)に直接書き込まれます。 これにより、ディスクに空がない場合でも、バックアップが成功する確率が高くなります。
データ マイグレーション ジョブ(DMJ)の実行時に、メディアまたはテープ ドライブでエラーが発生した場合、ホールド状態で、メークアップ ジョブが自動的に作成されます。 結果として、テープコピー ジョブを作成する必要がなくなります。 ドライブまたはメディアのエラーの修正後、マイグレーション プロセス(ディスクからテープへ)を実行するには、メークアップ ジョブのステータスをホールドからレディに変更する必要があります。
CA ARCserve Backup に、カタログ ファイルをディスク上に残すように指示します。 このオプションは、CATALOG.DB ディレクトリ内のステージング デバイス上にカタログ ファイルを保存するために使用します。
マイグレーション パスワードを設定し、CA ARCserve Backup がマイグレーション(コピー)プロセス中にデータを暗号化するように指示します。 マイグレーションを安全に行うには、パスワードを指定する必要があります。
注: ジョブのバックアップ プロセス中にデータが暗号化された場合は、CA ARCserve Backup はジョブのマイグレーション プロセスでデータを再度暗号化しようとはしません。
マイグレーション(コピー)プロセス中に、異なるバックアップ ジョブからのデータを、1 つのテープに統合します。 これにより、データがコピーされる際にテープの使用領域を最適化できます。
従属パラメータ スイッチを指定して、データ統合を制御できます。 統合されるデータについては、これらのパラメータのうち少なくとも 1 つを選択する必要がありますが、データ統合をさらに制御するために複数のパラメータを選択することができます。 ただし、パラメータを複数含める場合は、指定されたこれらのパラメータすべてが、統合されるジョブに対して満たされる必要があります。 従属パラメータを 1 つも含めない場合は、データが統合されることはありません。
さらに、複数のジョブ間でデータを同じテープに統合するには、バックアップ ジョブが同じマシン上で実行される必要があります。
注: -DO NOT COPY が含まれる場合、このオプションを使用できません。
マイグレーションに使用する、指定したメディア プレフィックスに基づいてデータを統合します。 これにより、CA ARCserve Backup がマイグレーション プロセス中に、統合を行うのに選択できるメディア グループ(プレフィックスに基づく)を指定できます。 メディア プレフィックスのすべてが、指定したメディア接頭辞と異なる場合は、これらのジョブのデータは統合されません。
マイグレーションに使用する、指定したメディア プールに基づいてデータを統合します。 これにより、CA ARCserve Backup がマイグレーション プロセス中に、統合を行うのに選択できるメディア グループ(メディア プール プレフィックスに基づく)を指定できます。 メディア プール プレフィックスのすべてが、指定したメディア プール プレフィックスと異なる場合は、これらのジョブのデータは統合されません。
CA ARCserve Backup が統合されたデータをデスティネーション テープへ追加するか、デスティネーション テープを上書きするかを指定します。
追加を指定すると、統合されたデータは、バックアップ サイクルの初日にフォーマットされた既存のテープに追加されます。
上書きを指定すると、毎日新しいテープがフォーマットされ、統合されたデータは、そのテープに追加されます。 毎日大量のデータをバックアップする場合は、この方式が推奨されます。
上書き方式を指定することの利点は、毎日新しいテープが使用され、以前のテープをオフサイトに搬送できるという点です。
統合方式を指定しない場合、追加方式がデフォルトで選択されます。
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