ca_merge コマンドを使用すると、ジョブ全体に適用されるさまざまなマージ オプションを指定できます。
ca_merge コマンドには、以下のマージ オプションが含まれます。
ca_merge
[データベースの操作オプション](UNIX ホスト用) [復号化パスワード リスト オプション] [ログ オプション](UNIX でのみ使用) [ジョブ実行前/後の処理オプション] [終了コード オプション] [メディア オプション] [その他のマージ オプション] [ジョブ ステータス オプション]
注: このオプションは、UNIX でのみ使用されます。
ca_merge コマンドには、以下のデータベース オプションが含まれます。
ca_merge
[-partialdbupdate]
CA ARCserve Backup データベースにジョブ情報とセッション情報のみを記録します。
ca_merge コマンドには、以下の復号化パスワード リスト オプションが含まれます。
ca_merge
[decryptionpwdlist <password 1> [<password 2>] [<password 3>] ... [password 8>]
セッションが暗号化されている場合に使用される、復号化パスワードのリストが提供されます。 マージ ジョブに異なるパスワードを持つ複数のセッションが含まれる場合、CA ARCserve Backup はセッションごとに停止して、パスワードを要求しません。 代わりに、指定した復号化パスワードは組み合わせリストとしてパッケージ化され、暗号化された各セッションがマージされるたびに、このリストが自動的にチェックされます。
必要なパスワードが復号化パスワード リストに含まれていた場合、ジョブは、さらにユーザ入力を求めることなく続行されます。 必要なセッション パスワードが復号化リストに含まれていなかった場合は、その暗号化セッションの続行を許可する前に、セッション パスワードを入力するようメッセージが表示されます。
復号化パスワード リストには、最大 8 個のパスワードを含めることができます。各パスワードはスペースで区切ります。 各パスワードは最大 23 文字であり、スペースまたはカンマを含むことはできません。
注: このオプションは、UNIX でのみ使用されます。
ca_merge コマンドには、以下のログ オプションが含まれます。
ca_merge
[-logfile <file name> [summary | allactivity]] [-snmp] [-tng] [-email <email address>] [-printer <printer name>]
マージ ジョブ実行中のアクティビティを、filename で指定されたファイルに記録します。 全アクティビティまたはアクティビティのサマリのみを記録するように指定できます。
SNMP(Simple Network Management Protocol)アラートを有効化します。
Unicenter Network and Systems Management(NSM)アラート(旧名 TNG)を有効化します。
指定された電子メール アドレスに、アクティビティ ログのコピーを送信します。
指定されたプリンタに、アクティビティ ログのコピーを送信します。
このプリンタは環境設定ファイル ARCServe_HOME/config/caloggerd.cfg で設定しておく必要があります。
ca_merge コマンドには、以下のジョブ実行前/後の処理オプションが含まれます。
ca_merge
[-preexec <command>] [-preexectimeout <minutes>] [-postexec <command>] [-prepostuser <user name>] [-prepostpassword <user password>]
指定したコマンドをジョブの開始前に実行します。
コマンドはフル パスで指定してください。
注: このオプションを使用するには、-prepostuser オプションも指定する必要があります。
マージ ジョブが開始されるまでに待機する時間を分単位で指定し、ジョブの開始前に実行されるコマンドが完了する時間を確保します。
指定したコマンドをジョブの完了後に実行します。
コマンドはフル パスで指定してください。
注: このオプションを使用するには、-prepostuser オプションも指定する必要があります。
このマージ ジョブをサブミットするユーザのユーザ名です。
このマージ ジョブをサブミットするユーザのパスワードです。
ca_merge コマンドには、以下の終了コード オプションが含まれます。
ca_merge
[-exitcode <exit code1>] [-skip_delay|-skip_job] [-skip_post]
処理の前に実行されるコマンドの終了コードを指定します。
-skip_delay スイッチ、-skip_job スイッチ、および -skip_post スイッチと共に使用します。
注: 遅延のスキップ、ジョブのスキップ、処理終了後のアプリケーションの実行をスキップの各オプションは、CA ARCserve Backup によって、戻された終了コードが 選択された条件(等しい、大きい、小さい、等しくない)に一致することが検出された場合にのみ有効になります。
指定した終了コードを受け取った場合、マージ ジョブを即実行します。
指定した終了コードを受け取った場合、マージ ジョブを完全にスキップします。
指定した終了コードを受け取った場合、実行後のコマンドをスキップします。
ca_merge コマンドには、以下のメディア オプションが含まれます。
ca_merge
[-firsttapetimeout <minutes>] [-spantapetimeout <minutes>]
メディアがマージ ジョブに使用できる状態になるまでに待機する時間を、分単位で指定します。 したがって、ここで指定された時間内にメディアが使用可能にならない場合、ジョブはタイムアウトして失敗します。
デフォルト: 5 分
使用可能なスパン メディアが実際にマー ジョブで利用可能になるまで待機する時間を分単位で指定します。 したがって、ここで指定された時間内にメディアがロードされない場合、ジョブはタイムアウトして失敗します。
無制限を指定した場合は、使用可能なメディアがロードされるか、ユーザによってキャンセルされるまで、ジョブは待機してプロンプトを表示し続けます。
デフォルト: 無制限
ca_merge コマンドには、以下のその他のマージ オプションが含まれます。
ca_merge
[-list]
(UNIX でのみ使用) -savescript <script name>
マージ ジョブに使用可能なテープのリストを表示します。
このジョブをジョブ キューにサブミットするのではなく、マージ ジョブをスクリプトとして保存します。保存したスクリプトは後でジョブ キューにロードできます。
注: このオプションは、UNIX でのみ使用されます。
ca_merge コマンドには、以下のジョブ ステータス オプションが含まれます。
ca_merge
[-waitForJobStatus [<polling interval (secs)>]]
ca_merge コマンドは、ジョブが完了するまで待機してから終了します。その際、ジョブが正常に終了したのか、または失敗したのかを表すリターン コードが返されます。
<polling interval> 値は、ca_merge ユーティリティがキュー サービスを使用してジョブのステータスをチェックする頻度(秒数)を定義します。 デフォルトのポーリング間隔は 60 秒です。
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