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tapecopy - ソース引数

tapecopy コマンドのソース引数を使用して、コピーするデータを指定できます。 これらの引数を使用して、テープ コピー操作に使用するグループ、テープ、およびセッションを特定できます。

tapecopy コマンドには、以下のソース引数があります。

tapecopy  
[-n <beginning session number to be copied>]
[-ntotal <number of sessions>]
[-rs <Remote Server Name>]
[-entire_s (copy all non-blank in group)]
[-t <source tape name>]
[-zs <source sequence no.>]
[-s <source group name>]
[-ids <source random ID>]
[-ws <wait on source in minutes>]
[-wormSrc]
[-srcPassList [< source password list file name]]
[-purgeSourceSessionsNow]
-n <beginning session number to be copied>

ソース テープにあるコピー元の開始セッション番号を指定します このオプションは、照会スイッチと併用することはできません。

-ntotal <number of sessions>

このオプションは -n オプションとともに使用します。 " -n から始まる、コピー対象のセッションの総数を指定できます。" このオプションは、照会スイッチと併用することはできません。

-rs <Remote Server Name>

リモート ソース サーバ名。 このオプションは、リモート ホストからデータを受信するときに使用します。

-entire_s (copy all non-blank in group)

グループ コピー オプション。 このオプションは、あるグループにあるすべてのテープを別のグループにコピーするときに使用します。 このスイッチはチェンジャ内でのみ有効です。

-t <source tape name>

ソース テープの名前です。 これを使用して、コピーするテープの名前を指定できます。 照会スイッチと共に使用することはできません。

-zs <source sequence no.>

ソース シーケンス番号。 このオプションは、-t オプションを使用する際にシーケンス番号を区別するために使用します。 このオプションは、照会スイッチと併用することはできません。

-s <source group name>

ソース グループ名。 このオプションは、テープの場所を表すソース グループ名を指定するときに使用します。 このオプションは照会スイッチと併用することはできません。

-ids <source random ID>

ソース ランダム ID オプション。 このオプションは、特定のランダム ID を使用してテープをコピーするときに使用します。

-ws <wait on source in minutes>

セッション使用のタイムアウト制限を指定します。 セッションは、通常は現在使用中のテープ上のセッションです。

デフォルト値: 60 分

最大値: 71582 分

-srcPassList [<source password list file name>]

暗号化されたソース セッション(サーバ側の暗号化セッションのみ)を復号化するためのパスワード リストを取得するように指定します。

パスワード リストを初期化するには、自動モードと対話モードの 2 つのモードがあります。

自動モードでは、「-srcPassList < passwords.txt」などのコマンドを使用して、パスワード リスト ファイルを提供できます。

このモードでは、指定されたパスワード リスト ファイルで必要なすべてのセッション パスワードが検索され、それ以上のユーザ入力なしで、コピー プロセスが続行されます。 パスワード リスト ファイルを指定しない場合は、対話モードでパスワードを提供するように求められます。

例:

ソース パスワードを入力してください[入力したら Enter を押します]: ****
ソース パスワードを入力してください[入力したら Enter を押します]: ****
ソース パスワードを入力してください[入力したら Enter を押します]: <enter>
ソースのパスワードを 2 個受け取りました。

それぞれのパスワードは、パスワード リスト ファイルで別々の行に記載する必要があります。

このオプションを指定すると、tapecopy は、入力されたソース パスワードに一致する、暗号化されたセッション パスワードを検索しようとします。 一致するパスワードが見つからない場合は、CA ARCserve Backup データベースに格納されているセッション パスワードを照会します。 それでもまだセッション パスワードが見つからない場合、この暗号化セッションはコピー プロセスをスキップされます。 さらに、エージェント側の暗号化は、tapecopy の暗号化セッションとして処理されません。 そのため、このタイプのセッションは通常セッションとして処理され、tapecopy はパスワード チェックを実行しません。

コピーされるセッションのすべてのパスワードが CA ARCserve Backup データベースに保存されている場合、このオプションを指定する必要はありません。 その後、すべてのセッション パスワードはパスワード管理ユーティリティを使用して、CA ARCserve Backup データベースで照会されます。 ただし、コピーされるセッションのパスワードで CA ARCserve Backup データベースに保存されていないものがある場合は、このオプションを指定してセッション パスワードを入力する必要があります。

注: tapecopy では一度に 8 個までのパスワードを受け取ることができます。各パスワードは最大 24 文字です。

-purgeSourceSessionsNow

ソース デバイス上のコピーされたセッションを即座にパージして、デバイス上のディスク容量を解放します。 このスイッチでは、ソース グループ名およびソース テープ名を指定する必要があります。 ソース テープは、データ デデュプリケーション デバイスまたはステージング デバイスである必要があります。 このスイッチは、データベース クエリ オプションと共に使用できます。

詳細情報:

tapecopy - テープ コピー ツール コマンド

tapecopy - 例