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クラスタで動作させるためのエージェントの構成

以下の情報は、Exchange Server 2010/2013 システムには適用されません。 クラスタでのドキュメント レベルのバックアップをエージェントに適切に実行させるためには、クラスタ リソースの種類 CA ARCserve Backup Exchange Server Agent Notifier が登録され、リソース インスタンスの種類 CA ARCserve Backup Exchange Server Agent Notifier が作成されている必要があります。

この種のクラスタ リソースのバイナリは、CAExCluRes.dll および CAExCluResEX.dll です。 ローカル ノードにエージェントをインストールする際に、インストール手順によって自動的にクラスタ リソースの種類が登録され、クラスタ リソース インスタンスが作成されます。

クラスタ リソースが登録された後で、チェックポイント ファイルの共通のロケーションを指定する必要があります。 このロケーションには、仮想サーバが実行される可能性のあるすべてのノードからアクセスできる必要があります。 これにより、ジョブ継続および増分ジョブと差分ジョブが別のノードにフェール オーバした場合でも、適切に実行することができます。 このデスティネーションを設定するには、以下のレジストリ キーのいずれかを使用します。

Exchange Server 2003 システム
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥ComputerAssociates¥CA ARCserve Backup¥ExchangeDocumentAgent¥Parameters 
値の名前:	<VirtualServerName>_ChkPath
値の種類:	REG_SZ
データ:	<Path>
Exchange Server 2007 システム
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Wow6432Node¥ComputerAssociates¥CA ARCserve Backup¥ExchangeDocumentAgent¥Parameters 
値の名前:	<VirtualServerName>_ChkPath
値の種類:	REG_SZ
データ:	<Path>

例: 従来の SCC (Single Copy Cluster、シングル コピー クラスタ)

データを保存するディスク リソースとして、仮想サーバ EXVS1 がドライブ G:、仮想サーバ EXVS2 がドライブ H: を使用している場合、これらの仮想サーバの所有者となる可能性があるすべてのノードに以下のレジストリ キーを追加します。

値の名前:	EXVS1_ChkPath
値の種類:	REG_SZ
データ:	G:¥CA¥Temp

値の名前:	EXVS2_ChkPath
値の種類:	REG_SZ
データ:	H:¥CA¥Temp

例: Exchange Server 2007 CCR (Cluster Continuous Replication、クラスタ連続レプリケーション)

Exchange Server エージェント バックアップ アカウント ユーザが仮想 Exchange Server のすべてのノードからアクセスできる共有デバイスを搭載したサーバを検索します。

注: MNS (Majority Node Set)クォーラムをホストしているサーバを使用することをお勧めします。

共有デバイスのパスが ¥¥ServerName¥C$¥CA¥TEMP で仮想サーバ名が EXVS1 の場合は、仮想サーバの所有者になり得るすべてのノードに対して以下のレジストリ キーを追加します。

値の名前:	EXVS1_ChkPath
値の種類:	REG_SZ
値のデータ:       ¥¥ServerName¥C$¥CA¥Temp

詳細情報:

クラスタ リソースを手動で登録