Exchange Server 2003、2007、および 2010 システムで有効
症状:
新しいユーザとメールボックスを作成してドキュメント レベルのリストアを行うと、エージェントは以下の処理を実行します。
これらの 3 つの手順すべてが正常に終了すると、Exchange システム マネージャにメールボックスが表示されます。 これらのいずれかの手順に失敗した場合は、メールボックスはリストアされません。
解決方法:
これらの手順が失敗する原因はいくつかあります。 それぞれの原因、およびエラーを解決するために行う対応については、以下のとおりです。
バックアップ エージェント サービス アカウントに適切な権限が割り当てられるようにします。 これらの要件の詳細については、「ドキュメント レベルのバックアップとリストア向けバックアップ エージェント サービス アカウントの要件」を参照してください。 また、エージェントのサービス アカウントが、Active Directory の Users コンテナへの許可を持つグループのメンバであることを確認します。 たとえば、Account Operators グループには、これらの許可がデフォルトで与えられています。
イベント ビューアのアプリケーション ログおよびシステム ログで最近発生したエラーを確認します。 また、エージェントのログである DBAEXCUserSummary.log および WinUserUpd.log も確認します。
Exchange システム マネージャで、同じ名前の付いた無効なメールボックスがあるかどうかを調べます。 リストアしようとしているメールボックスに関連付けられたユーザ アカウントを最近削除した場合は、Exchange システム マネージャの[クリーンアップ エージェントの実行]機能を使用してメールボックスをパージします。
受信者更新サービスの更新処理を実行すると、メールボックスが完成できることを確認します。 受信者更新サービスが正常に機能しない場合は、リビルドが必要になる場合があります。 受信者更新サービスの詳細については、Microsoft のマニュアルを参照してください。
マルチ ドメイン コントローラ環境、または大規模な Exchange の組織では、メールボックスを使用する前に遅延が発生することがあります。 メールボックスの完成に失敗した場合は、グローバル アドレス一覧にアカウントが表示されていることを確認します。 このリストに表示されている場合は、ユーザおよびメールボックス作成を選択して、失敗したメールボックスを再パッケージし、システム マネージャにメールボックスが表示されたらジョブを実行します。
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