以下の条件を仮定します。
まず、現在のバックアップ処理の出力を保存するために必要な容量を計算します。 LTOメディアの容量は、圧縮率2:1で200 GBです。 オーバーヘッド分10%を差し引くと、実際の容量は約180 GBです。 したがって、1 TB のフル バックアップでは以下の式が成り立ちます。
1 TB _ 180 GB/メディア= 6 メディア
上の式を利用すると、マージンについて以下の式が成り立ちます。
(6 x 180 - 1000)/1000 = 8%
6本のテープ(1 TB)で8%のマージンを確保できるので、テープを追加する必要はありません。 この例では、フル バックアップ用に6本のLTOテープが必要になります。 予測した変更率を基にすると、増分バックアップの容量は以下のようになります。
1 TB x 10%(変更率)/増分 x 5(増分の回数)= 500 GB(変更分)
したがって、少なくとも以下の式で求められるメディアが必要になります。
500 GB _ 180 GB/メディア= 3 メディア
3 本のテープ(500 GB)で 9 % のマージンを確保できるので、テープを追加する必要はありません。 テープ3本で、1セット分の増分バックアップを保存できます。
次に、オンライン復旧データに必要なストレージ スペースを計算します。 ライブラリに2世代前までのバックアップ セットを保存しておく必要があるので、前々回の復旧データ用と前回の復旧データ用に、それぞれ9本ずつのテープが必要です。 したがって、復旧データを保存するには、18本のテープが必要になります。
つまり、必要なストレージの合計は、以下のようになります。
テープ9本(現在のバックアップ用)+テープ18本(復旧データ用)=テープ27本
次に、クリーニング スロット分を差し引いて、ライブラリの容量を計算します。
20スロット/ライブラリ- 1(クリーニング スロット)= 19(使用可能なスロット)
したがって、スロットが27 - 19 = 8足りないということになり、以下のいずれかの処理が必要になります。
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