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ファイル レベル バックアップを使用した複数の Oracle バージョンのサポート

ファイル ベース モードを使用して、Oracle の複数のバージョン上でバックアップ ジョブおよびリストア ジョブを実行できます。

[Oracle Agent 環境設定]ダイアログ ボックスに Oracle のどのバージョンをバックアップおよびリストアするかを選択できる追加のオプションが表示されます。

複数の Oracle バージョン サポート ダイアログ ボックス

異なるバージョンの Oracle インスタンスをバックアップおよびリストアするには、以下の手順に従います。

注: 以下の手順でファイル レベル バックアップ使用して複数のバージョンの Oracle を保護した後、RMAN モードを使用してバックアップおよびリストアを実行する場合は、Oracle Agent のインストール ディレクトリにある config.xml を削除してから Oracle 環境設定ユーティリティを起動してください。

重要: CA ARCserve Backup Agent for Oracle r12.5 以降では、Oracle の 32 ビット バージョンおよび 64 ビット バージョンの複数の組み合わせでの同時バックアップおよびリストアはサポートされていません。

異なるバージョンの Oracle インスタンスをバックアップおよびリストアする方法

  1. 以下を実行して、Oracle Agent 環境設定ユーティリティを起動します。

    Windows の[スタート]-[すべてのプログラム]-[CA]-[ARCserve Backup]-[CA ARCserve Backup Oracle Agent 環境設定]の順に選択します。

    [CA ARCserve Backup Oracle Agent 環境設定]ダイアログ ボックスが開きます。

  2. リストから最も新しいバージョンの Oracle を選択します。 Oracle Agent 環境設定ユーティリティによって、マシンにインストールされている Oracle のバージョンが検出されます。

    注: 選択する Oracle のバージョンは、保護する Oracle のバージョンと同じか、それ以降である必要があります。  たとえば、Oracle 9i と Oracle 10g r2 を保護する場合は、Oracle 11g ではなく、Oracle 10g r2 を選択することができます。

    [OK]をクリックします。

  3. 以下の場所にある Agent for Oracle のインストール ディレクトリを開きます。
    C:¥Program Files¥CA¥ARCserve Backup Agent for Oracle
    
  4. メモ帳などのテキスト エディタで config.xml という名前のファイルを開きます。

    バックアップするインスタンスを見つけます。

    XML ファイル

  5. XML 要素 InstanceConfig 内にある Check という XML 属性を見つけます。

    Check パラメータの値を 0 から 1 に変更します。

    注: InstanceConfig という XML 要素がたくさんある場合は、検索オプションを使用して必要なパラメータを見つけます。

    ファイルを保存します。

    すべての Oracle インスタンスがバックアップされ、バックアップ マネージャの Oracle Server の下にリストされます。

    Oracle インスタンスがバックアップ マネージャ内に表示されます。