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インストールに関する考慮事項
CA ARCserve Backup Agent for Microsoft SQL Server をインストールする前に、次の点を検討する必要があります。
- 64 ビットマシンに 32 ビット コンポーネントをインストールすると、マシン上に PortsConfig.cfg ファイルが 2 つ生成されます。 64 ビット コンポーネントの PortsConfig.cfg ファイルは c:¥Program Files¥CA¥SharedComponents¥CA ARCserve Backup にあり、32 ビット コンポーネントの PortsConfig.cfg ファイルは c:¥Program Files (x86)¥CA¥SharedComponents¥CA ARCserve Backup にあります。 どちらかに変更を加えた場合、もう一方にも同じ変更を加えないと、コンポーネントが互いに通信できなくなることがあります。
- エージェントは、必ずコンピュータのハードウェアにネイティブなバージョンでインストールします。
- エージェントが通信するには、SQL サーバ上で名前付きパイプおよび TCP/IP プロトコルを有効にする必要があります。
- Microsoft SQL Server インスタンスをアンインストールすると、他の Microsoft SQL Server インスタンスがマシン上で使用しているコンポーネントが登録解除されることがあります。これには、バックアップを実行している仮想デバイス メカニズムも含まれます。 この場合、エージェントはエラー AE50015 (バックアップに失敗しました)、または AE51004 (リストアに失敗しました)の中で、バックアップ エージェント エラー 511 (Virtual Device Interface の作成中にエラーが発生しました。COM クラスが見つかりませんでした。)を出力します。 このエラーに対処するには、以下の手順に従います。
- 最新バージョンの Microsoft SQL Server に属する sqlvdi.dll バージョンをマシンで検索します。
- コマンド プロンプトで、選択した sqlvdi.dll を含むディレクトリに変更し、以下のコマンドを入力して Virtual Devices コンポーネントを再度登録し、バックアップ処理を再度有効にします。
regsvr32 sqlvdi.dll
- 同じマシンに複数のバージョンの SQL Server を同時にインストールすると、複数のバージョンの SQLVDI.DLL ファイルが作成されるため、競合によりデータベース バックアップ ジョブが失敗します。 SQLVDI.DLL の競合を解決するには、SQL Server のすべてのインスタンスに最新のサービス パック、セキュリティ パッチ、修正プログラムを適用してください。 また、失敗した SQL Server インスタンスを再起動して新しい SQLVDI.DLL ファイルを再ロードしたり、マシンを再起動したりする必要があります。
- クラスタ環境では、Agent for Microsoft SQL Server のインストール時に接続の切断エラーが表示される可能性があります。 このエラーは、クラスタ化された SQL を CA ARCserve Backup データベースとして選択した場合に、プライマリ/スタンドアロン インストールで発生します。 このエラーを避けるには、Agent for CA ARCserve Backup データベース パッケージを各クラスタ ノードにコピーして、セットアップを手動で実行します。 詳細については、「CA ARCserve Backup 管理者ガイド」を参照してください。
- クラスタ対応環境で SQL Server インスタンスを保護するには、クラスタ対応環境内のすべてのノードに Agent for Microsoft SQL Server を手動でインストールする必要があります。
- Agent for the CA ARCserve Backup データベースをクラスタ対応環境内の他のノードにインストールする場合は、インストール後、SQLAgentRmtInst.exe を実行して、アカウント環境設定ユーティリティの DBAConfig.exe をインストールします。さらにこれを実行して、クラスタ ノードの正しい名前とパスワードを入力し、セットアップ処理で ODBC 通信を作成できるようにします。
- 保護している Microsoft SQL Server サーバに CA ARCserve Backup Agent for Open Files をインストールする必要はありません。 Agent for Open Files は、開いているファイルまたはアクティブなアプリケーションによって使用中であるファイルを保護する場合に役立ちます。 Agent for Microsoft SQL Server は、Microsoft SQL Server サーバの保護に特化した専用エージェントなので、Agent for Open Files のすべての機能を活用した完全なソリューションが提供されます。
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