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データベースのバックアップ

CA ARCserve Backup のバックアップ マネージャを使用して、データベースをバックアップします。

次の手順に従ってください:

  1. サーバ上で Microsoft SQL Server が実行されていることを確認します。 Microsoft SQL Server サービスが開始されていることが必要です。
  2. 必要に応じて、CA Backup Universal Agent を開始します。

    注: エージェントがインストールされており、マシンの再起動時に自動的に開始するように設定されている場合、このサービスは自動的に開始されます。

  3. バックアップ マネージャを開いて、Microsoft SQL Server が実行されているコンピュータの名前の下で Microsoft SQL Server のインスタンスを見つけます。 Microsoft SQL Server インスタンスを展開してデータベース一覧を表示します。
  4. [オプション]ボタンをクリックして[グローバル オプション]を開き、必要に応じて、さらに[エージェント オプション]タブをクリックして[グローバル エージェント オプション]を開きます。 グローバル エージェント オプションの設定の詳細については、「バックアップ マネージャのエージェント オプション」を参照してください。
  5. Microsoft SQL Server 7.0 または 2000 インスタンスをバックアップする場合、Microsoft SQL Server インスタンスを右クリックして、コンテキスト メニューから[転送方式]を選択します。 [リモート プロトコル]ダイアログ ボックスが表示されます。 データ転送方式を選択して、[OK]をクリックします。

    Microsoft SQL Server 2005、2008 または 2012 のインスタンスからバックアップする場合は、次の手順を実行します。

    デフォルトの方式は、仮想デバイスです。

    注: バックアップ オペレータの権限はあるが、システム管理者の権限はない場合、または仮想デバイスが使用できない場合にのみ、[名前付きパイプ]を選択します。 名前付きパイプは Microsoft SQL Server 2005 およびそれ以降では利用できません。

    このエージェントの前回までのリリースでは、仮想デバイスは常にローカル バックアップと TCP/IP バックアップに使用されていました。

  6. Microsoft SQL Server インスタンスの下にあるデータベースを選択します。 バックアップ マネージャの右ペインに選択したデータベースの情報が表示されます。

    注: データベースを選択し、バックアップ オプションを正しく適用する方法については、「動的および明示的なジョブ パッケージ」を参照してください。

  7. データベース オブジェクトを右クリックし、コンテキスト メニューから[エージェント オプション]を選択します。 Microsoft SQL Server の[エージェント オプション]ダイアログ ボックスが開きます。 利用できるオプションは、Microsoft SQL Server インスタンスのバージョンや対象データベースの復旧モデルによって異なります。
  8. 実行するバックアップ方式と実行するサブセットのタイプを選択します。 バックアップ方式とサブセットの詳細については、「バックアップ方式」を参照してください。
  9. ファイルとファイルグループのサブセットを選択する場合は、[参照]ボタンをクリックします。 [ファイル グループとファイルの選択]ダイアログ ボックスが開きます。

    バックアップするファイルおよびファイル グループを選択して、[OK]をクリックします。

  10. 必要に応じて、[データベースの整合性チェック]オプションを選択します。 データベースの整合性チェックの詳細については、この章の「データベースの整合性チェック」および Microsoft SQL Server のマニュアルを参照してください。
  11. バックアップの種類として[トランザクション ログ]を選択した場合、または[データベースの後にトランザクション ログをバックアップする]をオンにした場合は、トランザクションの[ログ切り捨て]オプションを選択します。
  12. [OK]をクリックします。
  13. このジョブでバックアップするデータベースごとに、これまでの手順を繰り返します。
  14. バックアップ マネージャの[デスティネーション]タブで、バックアップ先を選択します。

    注: バックアップ先を選択するときに、[グループ]フィールドまたは[メディア]フィールドで「*」記号を使用すると、部分的なワイルドカードを作成できます。 たとえば、GroupA および GroupB という 2 つのデバイス グループがあり、一方のグループはメンバ名がすべて「GroupA」で始まっており、他方のグループはメンバ名がすべて「GroupB」で始まっているとします。この場合、[グループ]フィールドに「GroupA*」と入力すると、GroupA のメンバすべてを選択できます。 デバイスやメディアを選択する方法の詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。

    [スケジュール]タブをクリックして、このバックアップ ジョブのスケジュール オプションを選択します。 バックアップのスケジューリングの詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。

  15. [サブミット]をクリックします。 [セキュリティおよびエージェント情報]ダイアログ ボックスが表示されます。

    注: このダイアログ ボックスの[エージェント]列と[エージェント]ボタンは、Agent for Microsoft SQL Server ではなく、Client Agent for Windows を指しています。 このダイアログ ボックスでは、クライアント エージェントの情報を編集できます。 クライアント エージェントの詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。

    ターゲット マシンと Microsoft SQL Server のユーザ名とパスワードを確認します。 Microsoft SQL Server のセキュリティ情報を変更するには、[セキュリティ]をクリックして表示されるダイアログ ボックスで必要な情報を変更します。

  16. セキュリティ情報を確認または変更した後で、[OK]ボタンをクリックします。 [ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスが開きます。
  17. (オプション)[ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスでは、必要に応じてジョブの実行時刻を指定したり、ホールド状態のジョブをサブミットしたり、バックアップ ジョブにジョブ名を入力したり、ソース優先度を選択したりすることができます。
  18. [OK]をクリックします。

    ジョグがサブミットされます。

    [即実行]を選択した場合は、[ジョブ ステータス]ウィンドウが開きます。 このウィンドウで、ジョブの現在のステータスをモニタします。 [ジョブ ステータス]ウィンドウの詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。