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エージェントの動作

CA ARCserve Backup とエージェントは連動して、SQL Server データベースをバックアップまたはリストアします。 CA ARCserve Backup は、データベース のバックアップを開始するときに、このエージェントにリクエストを送信します。 エージェントは、Microsoft SQL Server のデータベースのある時点のイメージまたはそのトランザクション ログを、論理データ ストリームの形式で取得して、CA ARCserve Backup に送信します。CA ARCserve Backup では、完全なデータベース イメージがメディアにバックアップされます。 リストアの際もエージェントは同様に動作し、バックアップされているデータベースを CA ARCserve Backup から Microsoft SQL Server に転送します。

エージェントでは、Microsoft SQL Server のデータベースおよびトランザクション ログのダンプによるバックアップ方式を利用します。 ダンプでは、データベースまたはトランザクション ログのバックアップを 1 回の手順で実行できます。 これによって、データベースの一貫したイメージがバックアップできます。

バックアップ用にサブミットされた各データベースまたはトランザクション ログに対し、エージェントは Microsoft SQL Server でダンプを開始します。 Microsoft SQL Server は、データベースを複数のグループに分けてエージェントに送信します。 エージェントはデータを、1 回に 1 グループずつ受信して、 CA ARCserve Backup に直接渡します。渡されたデータはバックアップ メディアに記録されます。

リストアの際は、対象となる各データベースまたはトランザクション ログのバックアップについて、エージェントが Microsoft SQL Server で読み込みを開始し、データがバックアップ時に提供されたときと同じ方法で、Microsoft SQL Server にバックアップしたデータが返されます。 1 つのデータベースをリストアするのに複数のバックアップを使用する必要がある場合、CA ARCserve Backup は正しい順番でリストア処理を行い、データベースを完全にリストアするように支援します。