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VMware ESX Server 3i システムの設定

このトピックでは、VMware ESX Server 3i システムで通信プロトコルを設定する方法について説明します。

ESX Server 3i システムの設定方法

  1. VMware ESX Server 3i をインストールします。 VMware ESX Server の要件の詳細については、VMware Web サイト上の「VMware ESX Server インストール ガイド」を参照してください。

    注: VMware ESX ホストを VMware vCenter Server を使用して管理するには、VMware vCenter Server を Vitural Infrastructure インストールの一部としてインストールし、設定する必要があります。

  2. 以下の環境条件で、バックアップ プロキシ システムに VDDK 5.0 をインストールします。
  3. Remote Command-Line Interface(RCLI)をインストールします。これは、Windows または Linux システムで VMware によって提供されます。
  4. RCLI で使用可能な vifs コマンドを使用して、編集のために proxy.xml ファイルのコピーを取得します。 このコマンドの構文は以下のとおりです。
    vifs --server hostname --username username --get /host/proxy.xml proxy.xml
    
  5. テキスト編集アプリケーションを使用して、proxy.xml という名前のファイルを開きます。

    ファイル内でエンド ポイントのリスト(<EndpointList> タグで識別)に移動します。これには、SDK をサポートする Web サービスの設定が含まれています。 ネストされたタグは以下のように記述されています。

    <e id="1">
    <_type>vim.ProxyService.NamedPipeServiceSpec</_type>
    <accessMode>httpsWithRedirect</accessMode>
    <pipeName>/var/run/vmware/proxy-sdk</pipeName>
    <serverNamespace>/sdk</serverNamespace>
    </e>
    

    accessMode を httpAndHttps に変更します。

    変更を保存し、ファイルを閉じます。

  6. vifs コマンドを使用して、proxy.xml ファイルを ESX Server にコピーします。 このコマンドの構文は以下のとおりです。
    vifs --server hostname --username username --put proxy.xml /host/proxy.xml
    
  7. ローカル コンソールから再起動管理エージェントの処理を実行し、設定を適用します。

    注: ESX Server 3i におけるデフォルトの通信プロトコルは httpsWithRedirect です。

  8. バックアップ プロキシ システムに Agent for Virtual Machines をインストールします。
  9. バックアップ プロキシ システムで、VM の一時的マウント場所を指定します。 詳細については、「VM の一時的マウント場所の指定」を参照してください。
  10. ARCserve VMware 環境設定ツールを実行して CA ARCserve Backup データベースに VMware 環境についての情報を追加します。

    重要: このユーティリティを実行する場合、ESX Server システムの VM は実行状態である必要があります。 VM が実行状態でない場合、このユーティリティは VM についての情報を CA ARCserve Backup データベースに入力しません。 すべての VM にホスト名と IP アドレスが割り当てられていて、最新の VMware ツールがインストールされている必要があります。

vifs の使用の詳細については、「ESX Server 3i Configuration Guide」の「Performing File System Operations with vifs」を参照してください。

ESX Server 3i セキュリティの設定および管理エージェントの再起動操作の使用の詳細については、「ESX Server 3i Configuration Guide」を参照してください。