CA ARCserve Backup では、ファイル システム デバイス上での GFS ローテーション スキーマの使用がサポートされています。 GFSローテーション スキーマで使用するメディアの保存日数は、ローテーションが1週間(7日)の場合、以下のデフォルトの保存サイクルを見るとわかります。
周期 |
メディアの数 |
---|---|
[日単位] |
6 |
[週単位] |
5 |
[月単位] |
12 |
合計 |
23 |
上記のようにローテーション ジョブを1年以上実行する場合、GFSローテーション スキーマではファイル システム デバイスを23個作成する必要があります。 これらの設定値は、ニーズに合わせて変更できます。 GFSローテーションのデフォルト値を変更すると、必要なファイル システム デバイスの個数が変わる場合があります。
注: 以前は、ローカル ディスクのみがファイル システム デバイスと考えられていました。 このリリースでは、UNC(Universal Naming Convention)パスを使用し、ネットワーク共有を介してファイル システム デバイスを作成できるようになりました。
GFS ローテーション ジョブがローカルのディスク ドライブおよびドライブ アレイを使用している場合があるため、ユーザはまず、バックアップ対象の全データのバックアップ データを保存日数の全体に渡って格納できるような充分な空き領域がファイル システムにあることを確認する必要があります。 ファイル システム デバイスは、ブート パーティションに作成しないでください。ブート ディスクの空き領域が少なくなると、オペレーティング システムの動作が不安定になる場合があります。
注: すべてのファイル システム デバイスを同一のデバイス グループに割り当てる必要があります。
設定が完了した GFS ローテーション ジョブは、指定した時刻に日単位で実行できます。 CA ARCserve Backup では、物理テープに似たファイル システム デバイスが利用されます。 必要に応じ、CA ARCserve Backup は、日単位でメディア プール内の保存セットと再利用セット間で一連のテープを移動したり、ブランク メディアをフォーマットしたりします。また、有効期限切れになったメディアに対する上書きやデータベース内の全処理のトラッキングも実行します。
ファイル システム デバイスに格納されているバックアップ データを、物理テープ メディアに複製できます。 ジョブ スケジューラ ウィザードおよび Tapecopy ユーティリティを使用して、複製イメージを自動作成できます。
以下のセクションでは、ローテーション ジョブをカスタマイズする際に使用するタブについて説明します。
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