システム状態は Windows の機能です。 CA ARCserve Backup は、システム ファイルまたは特定のデータベースを単独のエンティティとして扱います。 ［システム状態］という名前の新しいセッションが、CA ARCserve Backup 内にある既存のセッションに追加作成されます。 システム状態のバックアップとリストアは同時に実行できます。 システム状態は、以下のコンポーネントから構成されます。
Active Directory およびシステム ボリュームは、マシンがドメイン コントローラである場合のみバックアップされます。 クラスタ データベースおよび認証サーバのバックアップは、クラスタ サーバまたは認証サーバのどちらかがインストールされている場合のみ実行されます。
システム状態はローカルにバックアップされます。 CA ARCserve Backup Universal Client Agent for Windows を使用すると、CA ARCserve Backup によってネットワーク上の全マシンのシステム状態をバックアップできます。 システム状態については、フル バックアップのみがサポートされています。 増分バックアップまたは差分バックアップは行われません。 また、システム状態のリストアは、［ツリー単位］方式または［セッション単位］方式のどちらかによってのみ実行できます。
Active Directory
Active Directory はディレクトリ サービスの一種で、企業内コンピューティング環境において、ユーザおよびリソース情報を割り当てるための手段を提供します。 CA ARCserve Backup は、サービスがオンラインの場合のみ Active Directory のバックアップを実行することができます。 Active Directory のリストアは、ディレクトリ サービス リストア モード（ディレクトリ サービスがオフラインになっている状態）でのみ実行できます。 Active Directory をリストアする方式には、「権限付き」および「権限なし」の 2 つがあります。 Active Directory のリストアのデフォルトは、「権限なし」です。 「権限付き」リストアを実行したい場合、CA ARCserve Backup には自動的にリストアを処理するオプションがあります。 この機能を起動するには、システム ステート セッションで右クリックし、［オプション］を選択します。 ［システム状態リストア オプション］ ダイアログ ボックスが表示されます。 ［Active Directory のリストアを Authoritative モードで実行する］チェック ボックスを選択すると、Active Directory のリストアに権限を与えることができます。 リストア ジョブの終了後、システムを再起動する必要があります。
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