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サーバ、プロトコル、セキュリティ、およびバックアップ方式の選択

Microsoft Server クラスタ環境でバックアップ ジョブを実行する場合、最初にサーバ、プロトコル、セキュリティおよびバックアップ タイプを選択する必要があります。次に、バックアップ先を選択し、バックアップ スケジュールの設定後にジョブをサブミットする必要があります。

Microsoft SQL 仮想サーバ環境でのバックアップ時に、サーバ、プロトコル、セキュリティ、およびバックアップ方式を選択する方法

  1. Microsoft クラスタ環境で Microsoft SQL Server 仮想サーバが実行されていることを確認します。
  2. Arcserve Backup を起動して、バックアップ マネージャを開きます。
  3. [オプション]をクリックし、[グローバル エージェント オプション]の設定が必要な場合は、さらに[エージェント オプション]タブをクリックします。詳細については、「バックアップ マネージャのエージェント オプション」を参照してください。
  4. [ソース]タブで、Microsoft SQL Server 仮想サーバ名(物理ノードや Windows 仮想サーバではないので注意)を展開します。Microsoft SQL Server 仮想サーバ インスタンスは、そのインスタンスが関連付けられている Microsoft SQL Server 仮想サーバ オブジェクトの下位に表示されます。

    注:  クラスタ化された Microsoft SQL Server インスタンスは、それに関連する Microsoft SQL Server の仮想サーバ名でのみ参照することを推奨します。インスタンスを別の場所から参照すると、Windows 仮想サーバまたは Microsoft SQL Server の仮想サーバをクラスタの別のノードに移動した場合に、バックアップが失敗する可能性があります。クラスタ化された Microsoft SQL Server 2005、2008、2012、2014 のインスタンスは、MSCS のコンピュータ名で参照しないことをお勧めします。

    クラスタ化された Arcserve Backup インストールの Arcserve データベースとして使用される Microsoft SQL Server 2014 Express Edition のインスタンスは、クラスタ化された Arcserve Backup プライマリ サーバに関連付けられた仮想サーバ名で参照する必要があります。

  5. Microsoft SQL Server インスタンスを右クリックし、ポップアップ ウィンドウから[転送方式]を選択します。

    [転送方式]ダイアログ ボックスが開きます。

  6. [仮想デバイス]を選択し、[OK]をクリックします。
  7. Microsoft SQL Server インスタンスを右クリックし、[セキュリティ]を選択します。

    [セキュリティ]ダイアログ ボックスが開きます。

  8. [セキュリティ]ダイアログ ボックスに表示されているセキュリティ情報を確認して[OK]ボタンをクリックします。
  9. Microsoft SQL Server インスタンスを展開してデータベース一覧を表示し、データベースを選択します。
  10. データベースを右クリックし、コンテキスト メニューから[エージェント オプション]を選択します。

    [エージェント バックアップ オプション]ダイアログ ボックスが開きます。

  11. 実行するバックアップの種類、および使用するサブセット オプションがある場合はそれを選択します。バックアップの種類の詳細については、「バックアップ方式」を参照してください。
  12. ファイルとファイルグループのサブセットを選択する場合は、[ファイル/ファイル グループの参照]ボタンをクリックします。

    [ファイル グループとファイルの選択]ダイアログ ボックスが開きます。

  13. バックアップするファイルまたはファイル グループを選択して、[OK]をクリックします。
  14. 必要に応じて、[エージェント バックアップ オプション]ダイアログ ボックスの[データベースの整合性チェック]で、データベース整合性チェックのオプションを選択し、[OK]をクリックします。

    :データベースの整合性チェックの詳細については、「Microsoft SQL Server データベースのバックアップ」の章および Microsoft SQL Server のマニュアルを参照してください。

  15. このジョブでバックアップするデータベースまたはデータベース オブジェクトごとにこれらの手順を繰り返します。