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差分バックアップのタイミング

Perform differential backups as a supplement to full backups.差分バックアップは、実行時間が短くデータ量が少ないため、データベースのフル バックアップよりも頻繁に実行することができます。頻繁なデータベースのフル バックアップよりもバックアップ用のメディアに必要な容量が小さく、データベースのパフォーマンスに対する影響も少ないため、効率も高くなります。また、差分バックアップを使用すると、リストア中に回復するトランザクション ログの数を最小にすることができます。これは、差分バックアップ以降のトランザクション ログ バックアップのみをリストアするだけでよいためです。

以下の場合には差分バックアップが最適です。

• データベースの最後のフル バックアップ以降に追加された変更が、比較的小規模の場合。特に、差分バックアップは、同じデータが頻繁に変更される場合に実行すると最も効率的です。
• トランザクション ログのバックアップを実行できない単純復旧モデルを使用しており、頻繁にバックアップを実行したいが、データベースのフル バックアップは非効率的な場合。
• 完全復旧モデルまたは一括ログ復旧モデルを使用したデータベースのリストア時に、トランザクション ログのバックアップを再生する時間を最小限に抑えたい場合。

注： データベース ファイルやログ ファイルを追加した場合、復旧モデルを変更した場合など、データベースの構造や設定を変更した後は、差分バックアップおよびトランザクション ログのバックアップを実行する前に、データベースのフル バックアップを実行する必要があります。詳細については、「必要なフル バックアップ」を参照してください。