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リムーバブル記憶域管理を使用したデバイスの制御
[デバイスの有効/無効(RSM 対応)]設定オプションを使用して、Windows Server 2003 環境で、リムーバブル記憶域の管理(RSM)対応のデバイスを有効または無効にすることができます。
以下の考慮事項および予想される動作に注意してください。
- デバイスのRSMを有効または無効にするには、テープ エンジンを停止しておく必要があります。テープ エンジンが実行中の場合、ポップアップ ウィンドウが表示されて、エンジンを停止するよう促されます。
- リムーバブル記憶域サービスが有効になっている場合、Windows Server 2003 では接続されているすべてのデバイスが管理されます。このサービスでは、リムーバブル メディア、ドライブ、およびライブラリを管理します。これらのデバイスを管理するには、Arcserve Backup がそれらのデバイスに対し排他的にアクセスできる必要があります。
- デフォルトでは、RSM は、すべてのデバイスを排他的に制御します。テープ エンジンが開始されると、Arcserve Backup は RSM が制御するすべてのデバイスを検出し、RSM 内のデバイスを無効化することによって、デバイスの排他制御を取得するように試みます。ただし、Arcserve Backup が RSM から 排他制御を取得できるのは、デバイスが他のアプリケーションによって使用されていない場合に限ります。テープ エンジンの開始時に RSM が実行されていない場合、Arcserve Backup はデバイスを検出することはできますが、デバイスの RSM の制御を無効にすることはできません。その結果、次に RSM が開始した時に、RSM は、デバイスの排他制御を取得します。Arcserve Backup が排他制御または RSM デバイスを確実に取得できるようにするために、[デバイスの有効/無効(RSM 対応)]オプションを指定して、デバイスを無効にする必要があります。[デバイスの有効/無効(RSM対応)]オプションは、デバイス環境設定からアクセスできます。以下の画面を参照してください。
- RSM によってデバイスが排他制御されている場合、Arcserve Backup は SCSI コマンドをデバイスへ直接送信できません。しかし、Arcserve Backup によってデバイスが排他制御されている場合、Arcserve Backup からデバイスへの(入出力コマンドの)通信は直接行われます。
- [デバイスの有効/無効(RSM 対応)]を選択すると、システムで現在使用可能なすべてのデバイスのリストが表示されます。Arcserve Backup は、現在選択されているデバイスを管理します。他のアプリケーションからデバイスを管理するには、そのデバイスの選択を解除します。
- デバイス ドライバが Arcserve Backup サーバにインストールされていない場合は、RSM でデバイスを無効にする必要はありません。これは、デバイス ドライバがない場合、RSM ではデバイスが検出されないためです。デバイス ドライバがない場合でも、Arcserve Backup によってデバイスが検出されます。
詳細情報:
デバイス ウィザードを使用したデバイスの設定
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