テープのいずれかに何か問題があることを示すエラーが発生した場合は、データを確実に保護するために、できるかぎり速やかに修正措置をとる必要があります。ただし、テープの交換前に、テープが原因で障害が発生していることを必ず確認してください。以下の解決方法を試行して、他のシステム部品が原因で障害が発生している可能性を抹消してください。
たとえば、バックアップ ジョブ時に SCSI ポート エラーを受信した後、テープやドライブの障害を示すエラーを受信した場合、後から受信した障害は SCSI ポートの障害が原因で発生しています。テープの障害を示すエラーを受信する前に、受信したすべてのメッセージとエラーについてアクティビティ ログを調べて、実際の原因がテープの障害であるか、または他の障害が原因でテープの障害が発生したのかを判断します。
Note:ドライブがライブラリ内部にある場合、別のドライブでテープを試してみるには、問題のドライブをオフラインにする必要があります。メディア エラーが検出されたときに、 Arcserve Backup で自動的にドライブがオフラインに切り替えられない場合は、ライブラリ デバイスの環境設定にある指示に従って、手動でドライブをオフラインに設定します。
テープが破損しているか、読み取れないことが判明した場合
テープの障害 (テープの一部が読み取れない、またはテープが物理的に破損しているなどの場合) が判明した場合、早急にテープを交換します。以下のセクションに記載されているいずれかの手順で、テープの交換前に、読み取り不可能または破損したテープのデータのバックアップを信頼性あるテープに取ります。
データのコピー
テープからデータを読み取れる場合は、以下の手順に従います。
注: テープがライブラリの一部の場合、再使用されないようにライブラリからテープをエクスポートします。
新しいテープの作成
テープからデータをまったく読み取れない場合は、以下の手順に従って、新しいバックアップ テープを作成してください。
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