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プライマリ サーバとメンバ サーバの通信ポート

このセクションでは、Arcserve Backup ドメインのプライマリ サーバとメンバ サーバの間の通信を可能にするために使用されるポートとプロトコルについて説明します。PortsConfig.cfgファイルでは、以下のポートを設定できます。

CA Remote Procedure Call サービス

これは ONCRPC ポートマッパ サービスです。caserved、cadiscovd、caathd、lqserver、camediad、idbserver といったその他の ONCRPC サービスは、このサービスを登録に使用します。その他の ONCRPC サービスを使用して通信を行うクライアントは、最初に ONCRPC ポートマッパ サービスに接続してポートを登記した後、その他のONCRPCサービスに接続して通信を行います。

ドメイン サービス(Cadiscovd.exe)

このサービスは、Arcserve Backup ドメインの概念を具現化するために、ユーザ、パスワード、同等の権限、およびホストを格納したデータベースを維持管理します。このサービスは GUI 通信に必要となります。

サービス コントローラ(Caservd.exe)

このサービスを使用すると、その他のサービスをリモート管理できます。このサービスは GUI 通信に必要となります。

認証サービス(Caauthd.exe)

このサービスは、caroot ユーザのログインおよび同等の権限を検証します。GUI およびバックアップ サーバ通信に必要となります。

LDBServer.exe

このサービスは、データベース通信のプロキシに使用されます。設定は、コマンド ラインを使用してのみ行うことができます。このサービスは、GUI およびバックアップ サーバ通信には必要ありません。

LQServer.exe

ジョブ キュー通信のプロキシに使用されます。設定はコマンド ラインを使用してのみ行うことができます。このサービスは、GUI およびバックアップ サーバ通信には必要ありません。

Mediasvr.exe

テープ エンジン通信のプロキシに使用されます。設定はコマンド ラインを使用してのみ行うことができます。このサービスは、GUI およびバックアップ サーバ通信には必要ありません。

Carunjob.exe

エージェントへの再接続ロジック(ネットワーク通信の障害時)にポート範囲を使用します。

Arcserve Management Service (casmgmtsvc.exe)

Arcserve Management Service は、Arcserve Backup コマンド ライン ユーティリティ(ca_backup や ca_restore など)が次のシナリオで通信できるようにする設定可能なサービスです。

環境設定ファイルの場所
リモート サービス通信

デフォルト値は次のとおりです。

  • プロトコル:SSL
  • ポート(sslport):7099
  • usessl:True

オプションの値は次のとおりです。

  • プロトコル:非 SSL
  • ポート(nonsslport):2099

コールバック サービスの値は次のとおりです。

  • デフォルトのポート範囲:[20000-20100]
  • オプションのポート範囲:[10000|1999] または [20000-20100|10000|19999]
Arcserve サーバとクライアント サーバの通信

デフォルト値は次のとおりです。

  • プロトコル:SSL
  • ポート(sslport):7099
  • usessl:True

オプションの値は次のとおりです。

  • プロトコル:非 SSL
  • ポート(nonsslport):2099

コールバック サービスの値は次のとおりです。

  • デフォルトのポート範囲(clntportrange):7199
  • オプションのポート範囲:[20000-20100|20000\19999]
Universal Agent サービス(univagent.exe)

Arcserve Backup Client Agent for Windows およびその他のバックアップ エージェントのセントラル サービスを提供します。

ジョブ エンジン(jobeng.exe)

Arcserve Backup のジョブ キューからジョブを管理および実行します。

DB エンジン(dbeng.exe)

Arcserve Backup 製品にデータベース サービスを提供します。

テープ エンジン(tapeeng.exe)

Arcserve Backup 製品のバックアップ デバイスの環境設定および操作を管理します。

ディスカバリ サービス(casdscsvc.exe)

ネットワーク上で TCP/IP、メールスロット、およびブロードキャストを使用してネットワーク上で実行されている Arcserve Backup 製品を Arcserve Backup サーバが検出できるようにします。