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惨事復旧のテスト

惨事の発生時に確実にデータを使用できるようにするには、オフサイトに保管しているデータを定期的にテストしておく必要があります。日常的に使用されるバックアップ データは、ユーザが削除したファイルをリストアできない場合にテストされます。この場合、通常は問題箇所をすぐに特定できるため、要する経費もわずかで済みます。しかし、惨事はその性質上ごくまれにしか発生せず、その復旧には莫大な経費を要します。データ センタで火災が発生した後でバックアップ データが使用できないことが判明するという事態は、許されません。したがって、使用頻度の低いバックアップであっても、時折テストしておく必要があります。

新しいソフトウェアまたはハードウェアをインストールしたとき、または既存の手順を変更したときには、必ず以下のテストを行います。

機会があるたびに、バックアップとリストアの簡単なシミュレーションを実行してください。日常的にテストを実行することにより、復旧プロセスの訓練と評価を継続して行うことができます。