メディアの容量は、ドライブ タイプ、メディア タイプ、および使用するデータ圧縮率によって異なります。実際のデータ容量を算出するには、あらかじめメディアの容量から以下の値を減算しておきます。
オーバーヘッド分として-10%
これには、Arcserve Backup メディア ヘッダとさまざまなエンジン固有のオーバーヘッド情報が含まれます。多数の小さなファイルをバックアップした場合などには、オーバーヘッドがこの値より大きくなる場合があります。
例:メディアの容量
たとえば、オーバーヘッド分を減算して、100 GBのデータをバックアップできるデバイス10台で、1テラバイトをバックアップしようとすると、バックアップのたびにメディアの使用率が100%である必要があります。このようなことは実際には不可能なので、11台のデバイスが必要になります。一方、オーバーヘッド分を差し引いて200 GBのデータをバックアップするカートリッジを6つ使用すると、200 GB(20%)の余裕を持って1テラバイトをバックアップできます。
この余裕を確保することは重要です。オーバーヘッドを見込んだメディア使用率に容量に余裕がないと、バックアップ処理中にメディアを使いきり、バックアップが不完全になる可能性があります。
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