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論理ブロック保護の実装

論理ブロック保護(LBP: Logical Block Protection)は、 IBM や HP などのテープ ドライブの製造元によって提供される機能です。Arcserve Backup では、この機能を使用して、ライブラリ ドライブ上で以下の条件で発生した読み取り/書き込みエラーを検出できます。

エラーが発生した場合、ドライブは SCSI エラーをテープ エンジン ログ ファイルにレポートし、バックアップは失敗します。

Arcserve Backup での LBP の実装では、以下のバックアップはサポートされません。

LBP を実装するには、以下の手順に従って、レジストリ キーを作成します。レジストリ エントリはライブラリのレジストリで DEVICE<#> キーの下に作成できます。ライブラリ上に実装された LBP は、ライブラリのすべてのドライブに有効です。ライブラリが SAN 上に存在する場合、ライブラリに対する LBP はプライマリ サーバ上にのみ実装します。これにより、そのライブラリを使用するすべてのメンバ サーバに対して LBP が実装されます。

次の手順に従ってください:

  1. Arcserve Backup サーバにログインします。
  2. 以下のレジストリ キーを開きます。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ComputerAssociates\CA ARCServe Backup\Base\TapeEngine\DEVICE<#>
    

    注:DEVICE<#> は、LBP を実装するデバイスの数を表します。

  3. 以下の DWORD を作成します。
    LBP
    
  4. LBP の DWORD 値を 1 に設定し、変更を保存します。

    注:LBP を無効にするには、LBP の DWORD 値を 0 に設定します。