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惨事からの復旧

以下の手順を使用すると、惨事発生後にサーバを復旧することができます。

Windows Server 2003 システムを惨事から復旧させる方法

  1. HP SmartStart CD release 6.40を使用してサーバ(HP ProLiant ML330 G3)を起動します。
  2. ハードウェアRAID設定を再作成するには、HPのガイドラインに従います。
  3. Windows Server 2003 CD-ROMを使用してサーバ マシンを起動し、画面に表示される指示に従いWindows ASR処理を開始します。惨事復旧の詳細については、「Windows Server 2003 および Windows XP における惨事復旧方式」を参照してください。
  4. デバイス ドライバのフロッピー ディスクを使用して必要な SCSI ドライバまたは RAID ドライバを追加するには、F6 キーを押します。
  5. Windows ASR処理を開始するにはF2キーを押します。
  6. 「Windows Automated System Recovery Disk」というラベルの付いたフロッピー ディスクの挿入を促すメッセージが表示されたら、ML330 G3 サーバ用に作成した「Arcserve Backup Machine Specific Disk」というラベルの付いたディスクを挿入して、Enter キーを押します。
  7. オプションにより、Windowsオペレーティング システムが一時的にロードされます。前の手順4でF6キーを押して有効にした必要なSCSIドライバとRAIDドライバもこれに含まれます。ASR処理により、ハードウェア ドライバをインストールするためのフロッピー ディスクの挿入を促すメッセージが表示されます。

    このシナリオでは、HP Smart Array 642コントローラとEmulex LP9000 PCI Fibre Channel HBAのドライバ ディスクを挿入してドライバをロードします。

  8. ドライバがロードされたら、Machine Specific Diskを再度挿入します。このオプションは、元のシステム ディスクの設定をMachine Specific Diskから読み込みます。
  9. ASR 処理によって、使用可能なディスクの環境設定が評価されます。ASR でディスク パーティションを再作成するように要求された場合は、復旧処理画面が表示されます。Cキーを押してディスクのパーティションを再作成するか、F3キーを押して終了します。ディスクパーティションを再作成しない場合、この画面は表示されません。

    Windows ASRのテキスト セットアップ モードが終了し、マシンが再起動します。

  10. Windowsのインストール画面が表示されます。このオプションでは、ASR処理のためのインストールタスクが行われます。ASR 処理の途中で、[Machine Specific Disk]と[CD-ROM]が要求されます。該当のメディアを挿入して、表示されるダイアログ ボックスで[OK]ボタンをクリックします。Disaster Recoveryウィザードが表示されます。Disaster Recovery ウィザードの手順に従います。

    Disaster Recovery ウィザードでは、Arcserve Backup ファイルおよびサービスをインストールし、ネットワーク上の Arcserve Backup バックアップ サーバに接続します。

  11. Disaster Recoveryウィザードの指示に従って、データのリストアを開始します。
  12. リストアが完了したらマシンを再起動します。マシンは最後にフル バックアップした状態に復旧されます。