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破損ページ修正の依存性チェックリスト

破損ページのリストアでは、破損状態としてマークされているディスク上のデータ ページのみがリストアされます。SQL Server 2005 以降には、データベースの残りの部分はそのまま変更せずに、破損部分のみを隔絶する機能があります。完全復旧モデル データベースでこれが発生した場合、破損ページ修正が使用でき、データベースのリストアと比べて大幅な高速処理が可能です。このリストア方式の依存性は、ファイル/ファイル グループ リストアでの依存性に似ています。

この処理には、オンラインとオフライン バージョンの両方があります。

• オンライン -- データベースはオンラインのままになり、破損していないテーブルには引き続きアクセスできます。オンライン修正では、SQL Server の Enterprise Edition が必要です。
• オフライン -- リストアが実行される前に、ログの末尾のバックアップを使用してデータベースをオフラインにする必要があります。

注 1：

SQL Server 2005 以降では、すべてのデータ ファイルの差分バックアップには、該当データ ファイルの前回のフル バックアップが必要です。あるデータ ファイルが部分フル バックアップまたはファイル/ファイル グループ フル バックアップに含まれている場合、この部分フル バックアップまたはファイル/ファイル グループ フル バックアップ後、かつ次回のデータベース フル バックアップ前に作成されたデータベース差分バックアップには、この部分フル バックアップまたはファイル/ファイル グループ フル バックアップが必要です。同じことは、ファイル/ファイル グループ フル バックアップと部分差分バックアップに含まれているデータ ファイルにも当てはまります。または、ファイルの選択内容がファイル/ファイル グループ フル バックアップとファイル/ファイル グループ差分バックアップにわたっている場合にも当てはまります。このリリースの Arcserve Backup では、これらの条件は検出されません。

別の方法として、データベース フル バックアップまたは部分フル バックアップ、およびデータベース差分バックアップまたは部分差分バックアップの間にトランザクション ログ バックアップをリストアすると、差分バックアップからデータベースを正しい状態にリストアすることができます。ただし、この方法は、間に実行されたファイル/ファイル グループ フル バックアップまたは部分フル バックアップをリストアするよりも時間がかかります。

注 2：

ファイル/ファイル グループ リストアまたはオフラインの破損ページ修正を実行するには、データベースはロード状態またはスタンバイ状態である必要があります。これは、トランザクション ログの末尾のバックアップを実行することで通常達成できますが、［データベースは操作不可状態。別のトランザクション ログのリストアは可能］オプションを使用して、選択セッションまたはそれより古いセッションのデータベース リストアを実行することでも達成できます。ただし、古いセッションをリストアする場合、対象とする古いセッションと選択したセッション間のトランザクション ログ セッションをすべてリストアする必要があります。すべてリストアしないと、ファイル/ファイル グループ リストア後のトランザクション ログ リストアがその他のデータベース ファイルに適用できなくなり、失敗する可能性があります。