現在の環境を保護するために、同じドメイン内に存在する複数のバックアップ サーバおよび SAN で共有されているデバイス(ライブラリなど)が必要な場合、プライマリ サーバおよびメンバ サーバのインストール オプションを使用して Arcserve Backup をインストールすることをお勧めします。この構成を使用すると、一元管理環境を構築できます。
プライマリ サーバは、それ自身および 1 つまたは複数のメンバ サーバを制御します。プライマリ サーバから、プライマリ サーバとメンバ サーバ上で実行されるのバックアップやリストアなどのジョブを管理および監視することができるようになります。プライマリ サーバおよびメンバ サーバを使用すると、ドメイン内の複数の Arcserve Backup サーバを一元管理できるようになります。この環境では、マネージャ コンソールを使用してプライマリ サーバを管理できます。
注:Microsoft SQL Server 2008 Express Edition は、リモート通信をサポートしていません。Microsoft SQL Server 2008 Express Edition を使用して Arcserve Backup をインストールする場合は、インストール ウィザードによって、プライマリ サーバ上にデータベース アプリケーションおよび Arcserve データベース インスタンスがインストールされます。リモート システム上で Arcserve データベース インスタンスをホストするには、Microsoft SQL Server を使用する必要があります。
共有デバイスを持つ Storage Area Network 内の一元管理環境のアーキテクチャを以下の図に示します。この環境は、1 つのプライマリ サーバおよび 1 つまたは複数のメンバ サーバで構成されます。Arcserve Backup データベースは Microsoft SQL Server 2008 Express Edition によってホストされ、データベース インスタンスはプライマリ サーバ上に存在しています。
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