ca_backup コマンドには、以下のボリューム シャドウ コピー サービス(VSS)オプションが含まれており、ファイル システムのバックアップ中にファイルが処理される頻度を指定できます。
ca_backup
[-vss_usevss [revertoff]] [-vss_exclinclsoff] [-vss_exclexclsoff] [-vss_onfail]
Arcserve Backup に、オープン ファイルのバックアップの処理に VSS を使用するように指定します。
このスイッチが含まれない場合、VSS サポートは使用されず、Arcserve Backup Agent for Open Files (利用可能な場合)が、オープン ファイルを処理するのに使用されます。Agent for Open Files が使用不可能で、-vss スイッチが含まれない場合は、従来のバックアップが実行されます。ただし、バックアップできないオープン ファイルがある場合は、バックアップは完了しません。
このオプションを選択すると、VSS バックアップの作成に失敗した場合に、Arcserve Backup が従来のバックアップを実行するように設定できます。Arcserve Backup Agent for Open Files が使用可能な場合、このスイッチが含まれ、VSS バックアップが失敗すると、オープン ファイルは Arcserve Backup Agent for Open Files によって処理されます。
このスイッチが含まれずに VSS バックアップが失敗した場合、バックアップ ジョブも失敗します。
接尾辞「off」は、このオプションがデフォルトではオンですが、ユーザがこの接尾辞を含めると、オプションがオフに設定されることを示します。
ライタに組み込まれたファイルを、ファイル システム バックアップから除外するように指定します。これにより、ライタのコンポーネントに属するファイルが従来のファイル システム バックアップによってバックアップされるのを回避できます。
このスイッチを含めることにより、以下の利点があります。
接尾辞「off」は、このオプションがデフォルトではオンですが、ユーザがこの接尾辞を含めると、オプションがオフに設定されることを示します。
ライタで除外されたファイルを、ファイル システム バックアップから除外するように指定します。これにより、コンポーネントによるバックアップから除去されたファイルが、従来のファイル システム バックアップによってバックアップされないようにできます。
接尾辞「off」は、このオプションがデフォルトではオンですが、ユーザがこの接尾辞を含めると、オプションがオフに設定されることを示します。
コンポーネント ファイルがライタのバックアップに失敗すると、バックアップを中止するように指定します。これにより、コンポーネントのバックアップのいずれかが失敗した場合は、ライタのバックアップをキャンセルします。コンポーネントのバックアップは、そのコンポーネントに含まれるファイルが 1 つでも正常にバックアップされなかった場合に失敗します。
このスイッチを含めると、バックアップの整合性が保たれ、ライタに関連付けられているコンポーネントの数に関係なく、ライタに関連付けられているすべてのファイルがバックアップされてはじめてバックアップが成功したとみなされます。
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