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ca_vcbpopulatedb - 使用法

ca_vcbpopulatedb コマンドには、VM 情報を Arcserve Backup データベースに入力する際に実行するアクションを定義するために使用される、引数およびオプションがあります。

ca_vcbpopulatedb コマンドには、以下の引数およびオプションがあります。

-Primary <PrimaryServerName>

プライマリ Arcserve Backup システムのホスト名を指定します。

-carootUser <Arcserve caroot User>

caroot アクセス権を持つ、プライマリ Arcserve Backup システムのユーザ名を指定します。

-carootPass <Arcserve caroot password>

root ユーザのパスワードを指定します。

-vcb <VCBMachineName>

VCB プロキシ マシンの名前を指定します。

注:これは、任意の引数です。この引数を省略した場合は、現在のマシン名を VCB マシン名として使用するとみなされます。

-esxserver <ESXServerName>

iSCSI/SAN LUN 上に存在する、VM を含む VMware ESX ホスト システムまたは VMware vCenter Server システムの名前を示します。

-esxUser <ESXAdmin>

管理者権限を持つ、VMware ESX ホスト システム ユーザの名前を指定します。

-esxUserPass <ESXAdminPassword>

VMware ESX ホスト システムの管理者ユーザ用パスワードを指定します。

-proto <https/http>

バックアップ プロキシ システムと、VMware ESX ホスト システムまたは VMware vCenter Server システムの間の通信プロトコルを指定します。

注:これは、任意の引数です。この引数を省略した場合は、通信プロトコルとして https を使用するとみなされます。

-VCBMountableVM

パラメータとしてこのスイッチを指定すると、iSCSI/SAN LUN ストレージ デバイスに配置されている、稼働中の VM の情報のみがデータベースに入力されます。このスイッチを指定した場合、iSCSI/SAN LUN 以外のストレージ メディアに配置された VMware ESX ホスト システムにある VM はスキップされます。

ESX ホスト システムのローカル ディスク、SAN LUN、NAS/NFS、または iSCSI のストレージ デバイスなど、複数のストレージ メディアに配置された VMware ESX ホスト システムに VM が存在する場合は、このスイッチを指定して ca_vcbpopulatedb コマンド ライン ユーティリティを実行する必要があります。

このスイッチを含めると、ユーティリティは、iSCSI/SAN LUN ストレージ デバイスに配置された稼働中 VM の情報のみを Arcserve Backup プライマリ サーバ データベースに入力します。

注:

このスイッチを指定して ca_vcbpopulatedb コマンド ライン ユーティリティを実行する場合は、VCB プロキシ システムで実行する必要があります。

VCBMountableVM スイッチを指定してこのユーティリティを実行すると、SAN LUN ストレージ デバイスに配置された稼働中 VM ごとにマウント操作およびマウント解除操作が実行されるため、実行時間が長くなることがあります。

-DelProxydb

指定されたバックアップ プロキシ システムにある、指定された VMware ESX ホスト システムまたは VMware vCenter Server システムのデータベース内で使用可能なすべての VM を削除します。

-retainVMinDB

このコマンドの実行時に、使用不可能な VM に関するデータ(バックアップ情報)を保持します。

デフォルトでは、このユーティリティの実行時には、使用可能な VM のバックアップ情報のみが取得されます。VM を使用できない場合(VM の電源が入っていない、環境から削除されているなど)は、Arcserve Backup データベースからこの VM に関する情報が削除されます。このオプションを有効にしておけば、使用可能な VM の情報が取得され、使用不可能な VM のバックアップ情報は保持されます。

-silent

ユーティリティによりコマンド ライン コンソールにメッセージが表示されないようにする場合に指定します。

-debug

詳細なデバッグ ログを書き込むようユーティリティに指示します。ログは、現在の作業ディレクトリに作成されます。

注:ログ ファイルの名前は ca_vcbpopulatedb.log です。

-insertVM

VM ホスト システムにある特定の VM に関する情報を Arcserve Backup データベースに追加します。

注:ca_vcbpopulateDB を使用する際に、この引数をほかの引数と組み合わせることはできません。

-deleteVM

Arcserve Backup データベースから特定の VM に関する情報を削除します。

注:ca_vcbpopulateDB を使用する際に、この引数をほかの引数と組み合わせることはできません。

-stopAutoPopulate

指定したバックアップ プロキシ システムの自動保存プロセスを無効にします。

-config <config_file_name>

ca_vcbpopulatedb 環境設定ファイルの名前を指定します。

ca_vcbpopulatedb ユーティリティは環境設定ファイルに指定された情報を使用して、Arcserve Backup データベースに入力します。

この環境設定ファイルには、プライマリ サーバ マシン、プライマリ ユーザ、プライマリ ユーザのパスワード、VCB システム名、VMware ESX ホスト名、および VMware ESX ホスト システム ユーザ認証の詳細情報が含まれます。

環境設定ファイルに持つことのできるエントリは 1 つのみです。

注:このユーティリティを使用するには、環境設定ファイルを作成する必要があります。

詳細情報:

ca_vcbpopulatedb 設定ファイルの作成

ca_vcbpopulatedb - VMware VCB ユーティリティ コマンド

ca_vcbpopulatedb - ユーティリティ リターン コード