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概要

コマンド ライン インターフェース(CLI)とは、キーボードからの入力またはスクリプトによって、テキストのコマンド行(一連の文字)をサブミットすることでコンピュータとやりとりする方式の 1 つです。その最も簡単な形態は、コンピュータがプロンプトを表示し、ユーザがキーボードを使用してコマンドを入力し、キーボードのキー(通常は Enter キー)を押してコマンドの入力を終了すると、コンピュータがそのコマンドを実行するというものです。

Arcserve Backup のコマンド ライン ユーティリティでは、コマンド プロンプトを使用して、Arcserve Backup サーバで実行できるすべての処理を直接制御できます。Arcserve Backup のコマンド ライン ユーティリティは、さまざまな Arcserve Backup マネージャから実行可能なほとんどすべての処理にアクセスするもう 1 つの方法です。コマンド ライン インターフェースには、他のプログラムから自動的に実行できるバッチ ファイルを作成できるという利点もあります。

このコマンド ライン インターフェース機能を使用するには、サーバに完全な Arcserve Backup システムをインストールして、CA ARCserve Home Directory 変数を設定する必要があります。

コマンド ラインを使用する代わりの方法として、ジョブ スケジューラを使用すると、コマンド ラインで入力できる任意のコマンドをサブミットできます。ジョブ スケジューラを使用する利点は以下のとおりです。

重要:コマンド ライン インターフェース(CLI)を使用する際には、必ず正しい構文を使用してください。CLI オプションと同じタイトルを持つファイル名やデータベース名の使用は避けてください。CLI は、「- filesystem」または「-database」などの、CLI オプションと同じタイトルを持つ特殊なファイルまたはデータベースのバックアップをサポートしません。たとえば、「-database」というタイトルのファイルをバックアップする場合、-database は、Arcserve Backup 用の CLI グローバル オプションでもあるので、ジョブが失敗します。