デデュプリケーション効果推定レポートは、Arcserve Backup デデュプリケーション機能を使用している場合としていない場合のバックアップ容量の節約を分析して測定するのに役立ちます。このレポートは、同じ容量のデータをバックアップするという前提で、デデュプリケーションを使用した場合としない場合を比較し、必要となる容量の推定節約量を表示します。このレポートによって、節約される容量から節約可能なコストを簡単に算出できます。たとえば、新たにテープを購入しなくてもハード ドライブ上の使用スペースを減らすことでコスト削減が図れることがわかります。
たとえば、毎週 1TB のデータをバックアップし、このデータを 4 週間保持する必要がある場合、全体でテープ容量の 4TB を占めることになります。バックアップ テープの容量を平均 500 GB とすると、このバックアップ データを保存するのにテープが 8 本必要になります(ハードウェア圧縮を使用しない場合)。ハードウェア圧縮を 1.6:1 とすると、このバックアップ データを保存するのにおよそ 6 本のテープが必要になります。
ここで、同じ容量のデータをデデュプリケーション機能を使用して 1:15 という低い平均圧縮率でバックアップすると、1230 GB のハード ドライブ スペースしか必要でないことが、このレポートによって容易に把握できます。また、それだけの数のテープにデータを保存する場合の平均コストを、より小さいデータ ドライブ上のスペースに保存する場合のコストと比較して判断できます。
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