[拡張設定]ダイアログ ボックスは、セントラル マネージャの左ペイン([タスク]領域)からアクセスします。このダイアログ ボックスで、ブランチ サイトからセントラル サイトへの接続用の動作パラメータを指定できます。
ブランチ サイトからセントラル サイトに実行できるデータ同期の同時接続の最大数を指定します。通常、同時接続数が増えると、システム リソースに与えられる影響も大きくなります。そのため、規模が大きくパフォーマンスが高いシステムでは、この数値を増やして、データ同期の総時間を最小限に抑えることができます。規模が小さくパフォーマンスの低いシステムの場合は、数値を減らすと、システムのパフォーマンスを向上させることができますが、データ同期の総時間は増大します。
数値は、1 から 40 までの間で指定します。デフォルトの同時接続の最大数は 40 です。
たとえば、同時接続の最大数を 5 に指定していて、同時刻にデータ同期を実行するようスケジュールされたブランチ サイトが 8 つある場合、最初の 5 つのブランチ サイトのみがスケジュールされた時刻に同期処理を開始します。残りの 3 つのブランチ サイトは、指定された時間(分単位)待ってから再試行し、実行されている同期の最大数が 4 以下であれば、次のブランチ サイトがセントラル サイトへの接続を許可され、データ同期が開始されます。
登録されたブランチ プライマリ サーバがダッシュボード関連データを送信するためにセントラル プライマリ サーバに接続する際に使用する入力ポート番号を指定します。このポート番号は、セントラル サイトからしか制御できないため、デフォルトの数値を変更した場合、通信を有効にするために各ブランチ サイトでも同じ変更を行う必要があります。
数値は、1024 から 65535 までの間で指定します。デフォルトのポート番号は 18001 です。
(セントラル プライマリ サーバ上の) Arcserve Backup Central Remoting Server サービスがセントラル データベースからのレスポンスを待つ時間(分単位)を指定します。このレスポンスをきっかけに、ブランチ データベースからセントラル データベースにダッシュボード関連データがアップロードされます。通常、タイムアウト時間を増やすと、タイムアウト エラーが発生する可能性は低くなります。セントラル データベースのレスポンス時間が遅い場合(特にセントラル データベースがリモート サーバ上にある場合)は、DB 接続タイムアウトの値を増やしたほうが良い可能性があります。そのため、規模が小さくパフォーマンスの低いシステム(または非常に稼働率が高いシステム)では、この数値を減らせば、タイムアウト エラーが発生する可能性を低く抑えることができます。
数値は、1 ~ 60 分までの間で指定します。デフォルトのデータベース接続タイムアウトは 5 分です。
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