Arcserve Backup エージェントおよびオプションの紹介 › オプションの使用法 › Arcserve Backup UNIX/Linux Data Mover › Arcserve Backup UNIX/Linux Data Mover のインストールおよび環境設定 › 以前のリリースからのアップグレードに関する制限

以前のリリースからのアップグレードに関する制限

BrightStor ARCserve Backup r11.5 をこのリリースにアップグレードする場合は、以下の制限を考慮してください。

• Arcserve Backup では、BrightStor ARCserve Backup r11.5 ベース製品からこのリリースへの直接のアップグレードはサポートされていません。ターゲット Data Mover サーバに BrightStor ARCserve Backup ベース製品がインストールされていることが検出された場合、セットアップは終了します。そのため、以前のリリースのコンポーネントをアンインストールしてから、ターゲット Data Mover サーバへの UNIX/Linux Data Mover の新規インストールを実行する必要があります。

  ただし、Arcserve Backup では、対象となる Data Mover サーバ上の以下のコンポーネントのみをアップグレードできます。

  • Client Agent for UNIX/Client Agent for Linux
  • Agent for Oracle （UNIX）/Agent for Oracle （Linux）

  重要：ターゲット サーバにインストールされた BrightStor ARCserve Backup コンポーネントとして使用できるのは、上記のコンポーネントのいずれかまたは両方、および Common Agent のみに限られます。

• Arcserve Backup では、ターゲットの Data Mover サーバ上のファイル システム エージェントおよび Agent for Oracle をアップグレードすることができます。ターゲットの Data Mover サーバ上でセットアップを実行すると、そのサーバにアップグレード可能なコンポーネントがインストールされている場合はそのバージョンが検出されます。サポートされているアップグレードが検出されると、セットアップでは以下のコンポーネントの最新バージョンをインストールするように促すメッセージが表示されます。
  • Client Agent for UNIX （r11.5、r12、r12.5、r15、r16.5、r16.5 SP1）
  • Client Agent for Linux （r11.5、r12、r12.5、r15、r16.5、r16.5 SP1）
  • UNIX プラットフォーム用 Agent for Oracle （r11.5、r12、r12.5、r15、r16.5、r16.5 SP1）
  • Linux プラットフォーム用 Agent for Oracle （r11.5、r12、r12.5、r15、r16.5、r16.5 SP1）
  • Data Mover for Linux （r15、r16.5、r16.5 SP1）
  • Data Mover for UNIX （r15、r16.5、r16.5 SP1）
• Arcserve Backup では、このリリースに BrightStor ARCserve Backup Ingres データベースおよび Media Management Option （MMO）からのデータベース情報をマイグレートすることができます。Ingres データベースまたは MMO、あるいはその両方からの情報を Arcserve Backup データベースにマイグレートする場合は、BrightStor ARCserve Backup をアンインストールする際に Data Mover サーバから Ingres データベースを削除しないでください。詳細については、「以前のリリースから Arcserve Backup データベースへのデータベース情報のマイグレート」を参照してください。
• UNIX/Linux Data Mover を Data Mover サーバにインストールした後は、Data Mover サーバを保護するためにバックアップ ジョブを再作成する必要がある可能性があります。
• BrightStor ARCserve Backup r11.5 ファイル システム デバイスに保存されているデータを使用するには、以下の手順に従います。
  1. UNIX/Linux Data Mover で、ARCserve r11.5 で設定されたパスを使用して、新規ファイルシステム デバイスを作成します。

     Arcserve Backup はファイル システム デバイスをこのリリースにアップグレードします。

  2. マージ ユーティリティを使用して、セッション ヘッダ データを Arcserve Backup データベースにマージします。