NAS 環境設定ファイル nas.cfg を使用すると、Network Appliance NAS ファイラのファイル システムおよびスナップショットをブラウズできます。nas.cfgファイルには、バックアップ対象のボリューム(論理デバイス)とそのボリューム配下のディレクトリへのボリューム マッピングを記述します。
この環境設定ファイルを使用すると、バックアップ マネージャを使用してボリュームの部分的なバックアップができます。Network Appliance NASファイラがNDMP Version 4をサポートしている場合は、ボリュームにあるファイルおよびディレクトリを自動的にブラウズできるため、ボリュームの部分的なバックアップ向けにnas.cfgファイルを設定する必要はありません。
ファイル システムからデータをバックアップする場合、Network Appliance NAS サーバはそのデータ セットのスナップショットを作成します。これにより、バックアップ ジョブ実行時のデータの一貫性がバックアップに反映されます。次に、このスナップショットからデータが間接的にバックアップされます。
nas.cfg ファイルを設定すると、バックアップ マネージャのソース ツリーで、スナップショット ディレクトリより下位の階層を自動的にブラウズできます。このためには、環境設定ファイル上のNetwork Appliance NASファイラ名の下にスナップショット ディレクトリへの完全パスを入力します。
Daily0というスナップショット ディレクトリの設定例を以下に示します。
/vol/vol0/.snapshot/Daily.0
Network Appliance NASファイラ向けにNAS環境設定ファイルに情報を入力する際には、以下の規則に従います。
環境設定ファイルを使用してリカバリを実行する場合は、1つのジョブで1つのボリューム上の複数のディレクトリを選択できます。環境設定ファイルで複数のスナップショット ディレクトリ パスが指定されている場合は、通常のバックアップの場合と同様に、これらの中から任意の複数のスナップショット ディレクトリ パスを選択できます。
例:Multiple-path Designations in a nas.cfg File
以下に、複数のパスが指定されたnas.cfgファイルの例を示します。
qa-server3 /vol/vol0/.snapshot/Daily.0 /vol/vol0/.snapshot/Monthly.1 /vol/vol0/.snapshot/Weekly.3 ;
注:You must not restore snapshot backups to the original location, because they are read-only.スナップショットは別の場所にリストアしてください。
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