SBT ライブラリは、sbt.cfg パラメータ ファイルを使用して、エージェントと通信します。このファイルに含まれている各種のユーザ定義パラメータは、ca_backup コマンドおよび ca_restore コマンドを使用してバックアップ ジョブおよびリストア ジョブをサブミットしたときに Arcserve Backup に渡されます。初期 sbt.cfg 環境設定ファイルは、エージェントのセットアップ時に orasetup プログラムによって作成されます。
orasetup では、パスワードが自動的に暗号化されて sbt.cfg ファイルに配置されます(SBT_PASSWORD)。パスワードを変更する場合は、まず cas_encr <password> を実行して、暗号化された ASCII 値を取得する必要があります。cas_encr の実行結果の サンプル は、以下のようになります。
# cas_encr password CAcrypt:HGJD92748HNNCJSFDHD764
この値の取得後、 CAcrypt 文字列を含む値全体を SBT_PASSWORD 変数の値として、 sbt.cfg ファイルにコピーする必要があります。
重要:cas_encr を使用する前に、共通エージェント ディレクトリが含まれるように、ライブラリ パスを変更する必要があります。例:
#LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/opt/Arcserve/ABcmagt
Linux オペレーティング システムのライブラリ パスを設定するには、以下のガイドラインに従います。
LD_LIBRARY_PATH=opt/Arcserve/ABcmagt:$LD_LIBRARY_PATH
注:RMAN ディレクトリの使用を選択した場合、sbt.cfg ファイルによりデフォルト値が提供されます。
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