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インストール処理のオペレーティング システムに対する影響

Arcserve Backup インストール処理は、Microsoft Installer Package(MSI)というインストール エンジンを使用して、さまざまな Windows オペレーティング システム コンポーネントを更新します。MSI に含まれるコンポーネントにより、Arcserve Backup はカスタム アクションを実行し、Arcserve Backup のインストール、更新およびアンインストールが可能になります。以下の表では、カスタム アクションと影響を受けるコンポーネントについて説明します。

注:Arcserve Backup のインストールおよびアンインストールを行うと、すべての Arcserve Backup MSI パッケージは、この表にリストされたコンポーネントを呼び出します。

コンポーネント

説明

CallAllowInstall

インストール処理で現在の Arcserve Backup インストールに関する状態を確認できます。

CallPreInstall

インストール処理で MSI プロパティの読み取りと書き込みが可能になります。たとえば、MSI から Arcserve Backup インストール パスを読み取ります。

CallPostInstall

インストール処理でインストールに関するさまざまなタスクを実行できます。たとえば、Arcserve Backup を Windows レジストリに登録します。

CallAllowUninstall

アンインストール処理で現在の Arcserve Backup インストールに関する状態を確認できます。

CallPreUninstall

アンインストール処理でアンインストールに関するさまざまなタスクを実行できます。たとえば、Windows レジストリから Arcserve Backup の登録を削除します。

更新されるディレクトリ

インストール処理では、デフォルトで以下のディレクトリに、Arcserve Backup ファイルのインストールと更新が行われます。

Arcserve Backup ベース製品

Client Agent for Windows

x64 ベースのシステム用 Client Agent for Windows

Agent for Virtual Machines

x64 ベースのシステム用 Agent for Virtual Machines

Agent for Open Files for Windows

x64 ベースのシステム用 Agent for Open Files for Windows

Agent Deployment セットアップ ファイル

Agent for Microsoft SQL Server

x64 ベースのシステム用 Agent for Microsoft SQL Server

Agent for Microsoft SharePoint Server

x64 ベースのシステム用 Agent for Microsoft SharePoint Server

Agent for Microsoft Exchange Server

x64 ベースのシステム用 Agent for Microsoft Exchange Server

Agent for Oracle

x64 ベースのシステム用 Agent for Oracle

Agent for Lotus Domino

Agent for Sybase

Agent for Informix

診断ユーティリティ

Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle

x64 ベースのシステム用 Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle

Arcserve Backup は、Arcserve Backup ベース製品と同じディレクトリ フォルダに以下の Arcserve Backup 製品をインストールします。

Arcserve Backup はデフォルトのインストール ディレクトリにインストールするか、代替のディレクトリにインストールできます。インストール処理では、さまざまなシステム ファイルが以下のディレクトリにコピーされます。

C:\Windows\system

Arcserve Backup は、以下のディレクトリに設定ファイルをコピーします。

C:\Documents and Settings\<ユーザ名>

注:Arcserve Backup の未署名ファイルのリストを確認するには、「未署名の Arcserve Backup ファイル」を参照してください。

更新される Windows レジストリ キー

インストール処理では以下の Windows レジストリ キーが更新されます。

インストールされるアプリケーション

インストール処理ではコンピュータに以下のアプリケーションがインストールされます。

Data Mover サーバ、Oracle エージェント、および SAP エージェント

UNIX/Linux Data Mover を UNIX および Linux サーバ上にインストールする場合、および、Agent for Oracle (UNIX/Linux)、Agent for SAP R3 for Oracle (UNIX/Linux)をインストールする場合、インストール処理によって以下のアプリケーションがコンピュータにインストールされます。

以下のテーブルでは、オペレーティング システムにインストールされる JRE のバージョンを示します。

JRE 1.6.0

JRE 1.7.0

JRE 1.8.0

RHEL 4.x ~ RHEL 5.5

RHEL 5.5 以降

RHEL 5.5 以降

SLES 9.x ~ SLES 10 SP2

SLES 10 SP2 以降

SLES 10 SP2 以降

Solaris 9 SPARC

Solaris 10 以降

Solaris 10 以降

注:AIX および HP-UX オペレーティング システムを実行するコンピュータでは、JRE 1.6.0 が保持されます。