Previous Topic: Arcserve データベース回復ウィザードを使用した Arcserve Backup データベースの回復Next Topic: ca_recoverdb コマンドを使用した Arcserve Backup データベースの回復


Arcserve Backup データベースの再初期化

以下の手順では、Arcserve Backup データベースを再度初期化する方法について説明します。Arcserve Backup データベースは、以下のシナリオでは初期化されないことがあります。

以下の手順を実行すると、サーバ環境設定ウィザードにより既存の Arcserve Backup データベース インスタンスが上書きされ、Arcserve Backup データベースを再度初期化できるようになります。

重要:再初期化を行うと、Arcserve Backup データベースが上書きされ、バックアップ データは失われます。このタスクを実行する前に、Arcserve Backup データベースが破損していることを確認してください。

このタスクは Microsoft SQL Server データベースおよび Microsoft SQL Server 2008 Express Edition データベースで実行できます。

Arcserve Backup データベースを再初期化する方法

  1. Arcserve Backup プライマリまたはスタンドアロン サーバから、サーバ環境設定ウィザードを起動します。

    注:サーバ環境設定ウィザードを起動するには、[スタート]-[すべてのプログラム]-[Arcserve]-[Arcserve Backup]-[サーバ環境設定ウィザード]の順にクリックします。

    サーバ環境設定ウィザードが開き、[オプションの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. [データベースの選択]を選択し、[次へ]をクリックします。

    [caroot の確認]ダイアログ ボックスが開きます。

  3. caroot パスワードを指定し、[次へ]をクリックします。

    [システム アカウント]ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. システム アカウント情報を指定し、[次へ]をクリックします。

    [データベースの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. [データベースの選択]ダイアログ ボックスで、デフォルトのオプションを受け入れ、[次へ]をクリックします。

    マイグレーションされない情報があることを警告するメッセージが表示されます。

  6. [OK]をクリックし、メッセージをクリアします。
  7. 以下のいずれかを行います。
  8. [データベースのインストール パスを選択してください]ダイアログ ボックスで、[データベースの上書き]オプションが有効になっていることを確認します。

    注:データベースの再初期化には、このオプションを有効にすることが不可欠です。

    [次へ]をクリックします。

    Arcserve Backup データベースが再初期化されます。

  9. [完了]ボタンをクリックします。

    注:再初期化プロセスの完了後、ジョブ キュー内のすべてのスケジュール済みジョブ(Arcserve データベース廃棄ジョブ、Arcserve データベース保護ジョブなど)のステータスはホールドになります。ジョブのスケジュールを再開するには、各ジョブのステータスをホールドからレディに変更する必要があります。ジョブ ステータスを変更するには、ジョブ ステータス マネージャを開き、ジョブを右クリックしてコンテキスト メニューの[レディ]をクリックします。