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[バックアップ方式]オプション
[エージェント オプション](データベース レベル)ダイアログ ボックスおよび[エージェント オプション](グローバル オプション)ダイアログ ボックスの両方で以下のバックアップ方式が提供されます。
- [グローバルまたはローテーション オプションを使用する] -- [グローバルまたはローテーション オプションを使用する]はデフォルトの設定です。
Arcserve Backup は、Microsoft SQL Server データベースのバックアップ時に、ジョブ スケジューラから増分および差分グローバル バックアップ方式を適用できます。これにより、ローテーション スキーマを使用して、Microsoft SQL Server データベースの差分バックアップとトランザクション ログのバックアップを実行し、各データベースの制限に基づいて動的に調整することができます。
Arcserve Backup r12 より前のリリースのエージェントでは、ジョブ スケジューラからグローバル バックアップ方式またはローテーション スキーマ オプションを選択すると、ローカル データベース オプションより優先して適用されます。本リリースでは、グローバル バックアップ方式またはローテーション スキーマが適用されるのは、データベースのデータベース レベル オプションおよび SQL Server のグローバル エージェント オプションで[グローバルまたはローテーション オプションを使用する]を選択した場合のみです。
このオプションを使用すると、選択したデータベースが、ジョブ スケジュールのバックアップ方式に従ってバックアップされます。ジョブ方式は、以下の論理を使用して分類されます。
- フル ジョブ方式は、データベースのフル バックアップになります。
- 差分ジョブ方式は、このデータベースでフル バックアップを行っていない限り、データベースの差分バックアップになります。
- 増分ジョブ方式は、データベースがまだフル バックアップされていない場合を除き、完全または一括ログ復旧モデルを使用しているデータベースではトランザクション ログ バックアップ(切り捨てあり)を、単純復旧モデルを使用しているデータベースでは差分バックアップを実行します。
- 3 つのメイン システム データベース(master、model、または msdb)は、グローバル エージェント オプションのジョブ方式およびバックアップ方式の対象としては除外されます。このオプションを上記のデータベースに対して選択すると、フル バックアップが実行されます。
- [フル] -- フル バックアップが実行されます。選択したデータベース サブセットに含まれているファイルはすべて、ファイル全体がバックアップされます。
- [差分] -- 前回のフル バックアップ以降に変更されたデータのみをバックアップします。たとえば、日曜日の夜にデータベース全体のバックアップを行った場合、月曜日の夜に差分バックアップを行い、月曜日に変更されたデータのみをバックアップします。
注:When selected in the Global Agent Options, this option is ignored by system databases.これまでにフル バックアップされたことがないデータベースでは、[フル]に戻ります。
- [データベースの後にトランザクション ログをバックアップする] -- トランザクション ログのみをバックアップします。このオプションは、フルおよび一括ログ復旧モデルを使用したデータベースのみで使用できます。単純復旧モデルを使用したデータベースの場合は、[グローバル オプション]の[エージェント オプション]タブで[トランザクション ログ]を選択すると、Arcserve Backup は差分バックアップを実行します。
注:When selected in the Global Agents Options, this option is ignored by system databases.これまでにフル バックアップされたことがないデータベースでは、[フル]に戻ります。
[グローバル オプション]の[エージェント オプション]タブで選択したバックアップ方式は、ジョブ スケジューラでジョブに設定したグローバル バックアップ方式またはローテーション フェーズの選択より優先されます。[グローバル オプション]の[エージェント オプション]タブを使用してバックアップ方式を選択する場合は、以下の点に注意してください。
- 3 つのシステム データベース(master、model、および msdb)は、グローバル エージェント オプションのバックアップ方式からは除外されます。
- これまでにフル バックアップされたことがないデータベースの場合、Arcserve Backup はグローバル エージェント オプションで設定されたバックアップ方式を無視し、デフォルトでフル バックアップを実行します。
- 単純復旧モデルを使用したデータベースの場合、グローバル エージェント オプションで[トランザクション ログ]を選択すると、Arcserve Backup は差分バックアップを実行します。
データベースに対して[グローバルまたはローテーション オプションを使用する]以外を選択した場合、それは[グローバル オプション]の[エージェント オプション]タブで選択した内容よりも優先されるため、データベースの[エージェント バックアップ オプション](データベース レベル)ダイアログ ボックスの[グローバル オプションより優先させる]オプションの設定によってバックアップ方式が影響を受けることはありません。
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