テープ エンジンを起動するか、テープ エンジンを停止した後で再起動すると、Arcserve Backup によってライブラリが自動的に検出され、デフォルトのオプション セットを使用して設定されます。このセクションでは、Arcserve Backup でライブラリが自動的に検出、設定されない場合、またはライブラリの再設定を行う場合のライブラリ設定方法について説明します。
重要:デバイス環境設定を使用してライブラリの再設定を行うと、以前のオプション値がすべてクリアされます。
デバイス環境設定を使用してライブラリを設定する方法
[デバイス環境設定へようこそ]ダイアログ ボックスが表示されます。
[デバイスの割り当て]ダイアログ ボックスが表示されます。
注:Delays can occur while Device Configuration scans the SCSI devices in your environment.
テープ エンジンが実行中の場合は、テープ エンジンを停止するように求めるメッセージが表示されます。ライブラリ デバイスの環境設定を行うには、テープ エンジンを停止する必要があります。
注: ドライブをライブラリに割り当てることによって、Tape Engine はライブラリに存在するドライブを検出します。ドライブを手動で割り当てる場合は、複数ドライブのライブラリ内の各ドライブを、ライブラリによって検出された順序で割り当てる必要があります。通常はライブラリの製造元によって、ライブラリ内の最初のテープ ドライブに最小値のSCSI IDが割り当てられ、最後のテープ ドライブに最大値のSCSI IDが割り当てられています。しかし、これには例外もあるので注意してください。ライブラリのドライブ設定方法については、ライブラリに付属するマニュアルやヘルプを参照してください。
[ライブラリ オプション]ダイアログ ボックスが表示されます。
[プロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。
This option lets Arcserve Backup initialize faster by designating media with a bar code that is not recorded in the Arcserve Backup database as "Not Inventoried."This option prevents Arcserve Backup from inventorying the "not inventoried" slots as the Tape Engine starts.インベントリ未実行として指定されているメディアは、必要になるまで、スロット内に残すことができます。「インベントリ未実行」として指定されるメディアを使用するには、[デバイス マネージャ]ウィンドウから[手動インベントリ]オプションを使用してメディアのインベントリを実行する必要があります。
これは、バーコードの読み取りができないライブラリのためのオプションです。このオプションを有効にすると、Arcserve Backup では、Arcserve Backup データベース内のライブラリのスロットに関する情報を保持します。その結果、テープ エンジンが再起動されても、Arcserve Backup はインベントリ処理を繰り返さないようになります。バーコード リーダを備えたライブラリでは、このオプションは無視されます。
注:If the library does not support bar codes and this option is disabled, Arcserve Backup inventories the entire library when Arcserve Backup starts.
このオプションを選択すると、テープ エンジン起動時に、スロットのインベントリ プロセスをバイパスすることにより、Arcserve Backup が高速に初期化できるようになります。このオプションを使用するとき、Arcserve Backup は、スロット内のメディアが、最後のシャットダウン以降、追加、削除、移動、または交換されていないと仮定します。メディアを追加、削除、移動、または交換した場合、手動で、ライブラリ全体のインベントリを実行するか、変更されたスロットのインベントリを実行する必要があります。
注:Arcserve Backup must inventory the library after you configure the library.クイック初期化オプションは、ライブラリの最初のフル インベントリ完了後に、有効になります。
注: バックアップ マネージャのグローバル オプションで[メディアをイジェクトしない]を選択すると、[バックアップ ジョブの完了時にメディアをイジェクト]オプションをジョブ単位で無効にできます。また、[バックアップ ジョブの完了時にメディアをイジェクト]チェック ボックスをオフにした状態で、特定のバックアップ ジョブの完了後にメディアをイジェクトしたい場合は、バックアップ マネージャのグローバル オプションで[メディアをイジェクトする]を選択します。グローバル オプションの詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。
[サマリ]ダイアログ ボックスが表示されます。
[デバイス環境設定が完了しました]ダイアログ ボックスが表示されます。
ライブラリの環境設定は、これで完了です。
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