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ライブラリによるデータの管理方法
ライブラリは、1 つまたは複数のメディア ドライブを備えたデバイスで、通常はメディアを自動的に移動する機構(ロボット ピッカなど)も備えています。ロボット ピッカを使用すると、ライブラリは、ユーザによる手動操作を必要とせずに、大量のデータを自動的にバックアップできます。
ライブラリは以下のコンポーネントで構成されています。
- バーコード リーダとスキャナ(ライブラリでサポートされている場合) - Arcserve Backup は、メディアに割り当てられたバーコードを読み取って、各メディアのロケーションを迅速に特定します。
- マガジン(または bin) - 1 つまたは複数のグループのストレージ メディア(テープなど)を格納します。
- ロボット ピッカ - このデバイスは、ストレージ メディアをマガジン スロットからドライブ(またはその逆)へ物理的に移動させる装置です。
- ドライブ - デバイス内に装備されているハードウェアです。バックアップおよびリストア時に、メディアへのデータの書き込みと読み取りを実行し、コンピュータとストレージ メディアの間でデータを転送します。

ライブラリの機種によっては、複数のドライブを装備しているものや、100個以上のマガジンを搭載しているものがあります。小型のライブラリは「オートローダ」や「チェンジャ」と呼ばれる場合があります。
Note: In this guide, the term library refers to libraries of any size.
ライブラリの使用方法は、通常のテープ ドライブの使用方法とほぼ同じです。最大の相違点は、ライブラリではドライブのメディアの挿入と取り出しが自動的に行われることです。
使用する SCSI (Small Computer System Interface) ID が 1 つのライブラリもあります。ライブラリが SCSI ID を 1 つだけ使用する場合は、ライブラリとライブラリのドライブにそれぞれ LUN (Logical Unit Number)が割り当てられ、ドライブとライブラリが区別されます。
注: Arcserve Backup では、スタッカはサポートされません。ライブラリでは、メディア スロットのランダム アクセスが可能ですが、スタッカではランダム アクセスはできません。
ライブラリを使用すると、以下のような点で便利です。
- 自動化 - 手動の操作をまったく行わずにバックアップやリストアを行えます。
- 大容量 - ライブラリは、複数のストレージ ドライブおよび大量のメディアを内蔵できます。
- フォールト トレランス - テープ ライブラリにロードされたテープの 1 つに障害が発生した場合、そのテープはマークされ、その後のバックアップで使用されなくなります。
- テープ ドライブのクリーニング - 必要なときにテープ ドライブをクリーニングできるように、1 本以上のクリーニング テープをスロットに備えておくようテープ ライブラリを設定できます。
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