正しいバックアップ計画の目的は、バックアップ データとトランザクション ログ ファイルの組み合わせから確実にデータを回復させることによって、重要なデータの損失を防ぐことです。バックアップ計画を成功させる鍵は、定期的にバックアップを行うことです。複数ある Lotus Domino インストール環境およびデータベースには、それぞれに異なるバックアップ周期が必要ですが、どのインストール環境およびデータベースのバックアップも決まった間隔で実行する必要があります。
重要: Lotus Domino サーバの使用を開始する前に、必ずバックアップおよび復旧の計画を立ててください。計画を立てずに Lotus Domino サーバの使用を開始すると、ディスク障害が発生した場合にデータを回復できなくなる可能性があります。
Lotus Domino での一般的なバックアップ計画は、週単位で Lotus Domino サーバのフル バックアップ(データベース ファイルとトランザクション ログ ファイル)を行うというものです。そのほかに、増分バックアップ(前回のバックアップ時から新しく DBIID を割り当てられた、アーカイブ準備の整ったログとデータベース ファイル)を日単位で行うとよいでしょう。実際のバックアップ頻度は、Lotus Domino サーバでの平均トランザクション数によって異なります。
最新のトランザクションがバックアップ ファイルに含まれるようにするには、データベースよりも頻繁にトランザクション ログをバックアップする必要があります。たとえば、トランザクション ログのバックアップを 1 日に 1 回実行し、データベース全体のバックアップを週に 1 回実行します。こうすると、データベースをリストアする必要がある場合、前回バックアップされたトランザクション ログが常に 24 時間以内のものになります。トランザクション ログを頻繁にバックアップするほど、より最近のトランザクションを含むファイルができます。
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