Agent for Lotus Dominoは、Lotus Domino データベースおよびトランザクション ログをバックアップできる Lotus Domino バックアップ アプリケーション プログラミング インターフェース(API)を使用します。オンラインまたはオフラインの Lotus Domino データベースをバックアップできます。オンライン バックアップを使用する場合、データベースのレプリケート、および Lotus Domino サーバの停止を行う必要はありません。
エージェントを使用すると、以下のことを実行できます。
Lotus Domino データベースに入っているすべてのデータベース ファイルを、Arcserve Backup サーバを使用してテープまたはファイル システム デバイスにバックアップします。Lotus Domino のトランザクション ログ オプションが有効で、ログ形式がアーカイブに設定されている場合、エージェントはトランザクション ログ ファイルもバックアップします。トランザクション ログとは、ある特定の時点以降にデータベースで発生したすべてのトランザクションをリストにしたものです。
増分または差分のバックアップ方式を選択すると、繰り返しジョブをスケジュールできます。トランザクション ログ形式がアーカイブに設定されている Lotus Domino サーバでは、増分および差分バックアップ ジョブを行うと、トランザクション ログ ファイルおよびデータベース ファイルは、新しいデータベース インスタンス ID (DBIID)で Lotus Domino サーバにバックアップされます。これ以外の場合は、増分および差分バックアップ ジョブでは変更されたすべてのデータベース ファイルがジョブに含まれます。システムまたはメディアに障害が発生しても、トランザクション ログとデータベースのフル バックアップの両方を使用して、データベースを回復できます。
データベースおよびトランザクション ログ ファイルをリストアします。エージェントを使用すると、データベースやログ ファイルを元の場所または別の場所のいずれかにリストアできます。
リストアしたデータベースを回復します。回復処理では、トランザクション ログを使用してデータベースを現在の状態にロールフォワードするか(フル自動回復)、指定した時点の状態にロールフォワードします(Point-In-Time 自動回復)。
注: この回復処理は、トランザクション ログが有効に設定されている Lotus Domino サーバにのみ適用されます。
Windows 2003、Windows 2008、または Windows Server 2012 のサービスとして機能するため、セットアップ プログラムまたは[コントロール パネル]の[サービス]アプレットから、自動的に開始するよう設定できます。そのため、サーバにログインせずにエージェントを実行できます。
単一コンピュータ上で Lotus Domino サーバの複数のインスタンスを操作します。Lotus Domino のこの機能により、すべてのパーティションが、同じLotus Donimoプログラム ディレクトリおよび同じセットの実行可能ファイルを共有します。ただし、各パーティションには、固有のデータ ディレクトリと Notes.ini ファイルのコピーがあります。Arcserve Backup Agent for Lotus Domino では、パーティション サーバをサポートしているため、異なる Lotus Domino サーバにあるデータベースを同時に参照、バックアップ、およびリストアできます。
バックアップ ジョブを指定した時刻または指定した曜日にスケジュールできます。たとえば、指定日に実行するジョブをサブミットして繰り返し方法を選択したり、ローテーション スキーマ(事前設定の、フル バックアップ ジョブで構成される週単位でのバックアップ計画)を選択したりできます。
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