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SAN 環境での Arcserve Backup の動作

Arcserve Backup のインストール中に、指定された プライマリ SAN サーバと関連付けられたメンバ SAN サーバで SAN ドメインを作成します。SAN 環境では、すべてのサーバは 次のいずれかのグループに分けられます。プライマリ SAN サーバ、SAN に接続されたメンバ サーバ、または SAN メンバ以外のサーバです。

ドメイン内のプライマリ サーバは 1 つのみであり、SAN に接続された各メンバ サーバは 1 つのプライマリ SAN サーバにしかレポートできません。また、1 つのプライマリ SAN サーバは 1 つのドメインにしか所属することができません。

以下の図は、Arcserve Backup および SAN Option がインストールされているプライマリ サーバを使用した SAN 構成を示しています。s

アーキテクチャ図:SAN Environment

ジョブの実行準備が整うと、デバイスとメディアが予約されます。予約されたデバイスとメディアは、どのSANサーバも他のジョブに使用することはできません。

SAN Option により、仮想リングを作成することで、Arcserve Backup サーバ間で 1 つ以上のテープ ライブラリを共有できるようになります。このOptionがインストールされたサーバ上のバックアップまたはリストア ジョブは、ローカル ジョブとして実行されます。バックアップの進行に伴い、Arcserve Backup は、データを LAN ケーブル経由ではなく、SAN ハードウェア経由で、ストレージ用のテープ ライブラリに送信します。これにより、速度がさらに増加し、ネットワーク トラフィックが低減し、バックアップとリストアの処理量は最大化されます。