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バックアップ マネージャの操作オプション
バックアップの操作オプションは、バックアップの実行中または実行後に行われる動作と、データベースに記録される情報のレベルを決定します。Arcserve Backup では、以下のオプションを用意しています。
[ジョブ終了時に追加する Arcserve Backup のデータのバックアップ]
以下のオプションは、Arcserve Backup の基礎をなすデータベースについて Arcserve Backup データベースに記録される情報のレベルを指定します。
- [Arcserve Backup データベース] -- このオプションでは、すべてのバックアップ ジョブで、バックアップ マネージャ、ソース ディレクトリ ツリーから Arcserve Backup データベースまたはインスタンスを明示的に選択できます。
- [カタログ ファイル] -- このオプションでは、バックアップ ジョブが完了する時に、関連する Arcserve Backup データベース カタログ ファイルをバックアップできます。
- [ジョブ スクリプト] -- このオプションでは、バックアップ ジョブが完了する時に、関連するジョブ スクリプトをバックアップできます。
- [Arcserve Backup データベース用 SQL Server 惨事復旧エレメント] -- このオプションでは、SQL サーバ データベースの惨事復旧に必要な要素が、ジョブが完了後にバックアップされることを保証します。
操作オプション
以下のオプションは、バックアップ操作にのみ影響します。
- [ファイル サイズを推定しない] -- デフォルトでは、ファイル サイズの推定は無効化されています。ファイル サイズの推定を有効にするには、このオプションを選択解除します。これによってファイルがメディアにバックアップされる前に、Arcserve Backup によってジョブの所要時間の推定が実行されます。
以下の点に注意してください。
- ファイルの推定処理がデフォルトで選択されることはなくなりました。
- Novell サーバ環境で、[グローバル オプション]ダイアログ ボックスの[操作]タブから[ファイル サイズを推定しない]を選択している場合は、バックエンドで表示した[ジョブモニタ]ウィンドウの下部にはステータス バーが表示されません。
- [CRC 値を計算してバックアップ メディアに保存] -- CRC 値を計算し、バックアップ メディアに保存することで、バックアップ ジョブの実行中に Arcserve Backup は CRC 検証を実行できるようになります。メディアに保存された CRC 値を使用するよう Arcserve Backup に指示するには、[バックアップ] オプションの[検証]タブを参照してください。
- [メディアへのバックアップ後にソース ファイルを削除(使用には注意が必要)] -- この引数は、ファイル バックアップの完了後、ハード ディスクからファイルを削除します。メディアへのバックアップ後、ソース マシンからソース ファイルを削除する場合に、このオプションを選択します。このオプションでは、保護されていない指定フォルダのファイルのみが削除されます。空のフォルダ自体は削除されません。
このオプションはディスクのグルーミングを実行するために使用します。たとえば、バックアップ ジョブにフィルタを設定して、ある一定の期間アクセスのなかったファイルをバックアップした場合、その後このオプションを使用してこれらのファイルをソース ディスクから削除できます。
以下の点に注意してください。
- Windows マシンの場合、保護されているシステム ファイルおよび他のフィルタによってバックアップから除外されているファイルは削除されません。リモート バックアップ ジョブ、64 ビット オペレーティング システム ローカル バックアップ ジョブ、または Windows Server 2008 ローカル バックアップでは、Windows Client Agent がファイルをバックアップします。バックアップ後に、このオプションは指定の保護されていないフォルダのファイルのみを削除します。空のフォルダ自体は削除されません。ただし、ブート ファイルは保護されていないので削除できます。
- UNIX/Linux および Mac マシンの場合、バックアップされるすべてのファイルが削除されますが、例外は /bin、/etc、および /lib などの保護されているディレクトリ内のファイルです。保護されるディレクトリを追加指定するには、クライアント エージェント マシンの groom.cntl ファイルに追加します。
注:ベスト プラクティスとして、[メディアへのバックアップ後にソース ファイルを削除]を使用する場合は、[検証]オプションを指定します。検証オプションを指定すると、Arcserve Backup によりソース ファイルとバックアップ データが比較されるので、バックアップ データがソース データに一致しているかどうかを確認できます。詳細については、「バックアップ マネージャの検証オプション」を参照してください。
- [ファイル アクセス日時を保存する(Windows ファイル システムでのみ使用)] -- このオプションは、バックアップ実行時に、ファイルへの前回のアクセス時刻を保存するよう Arcserve Backup に指示します。
注:ファイルのアクセス時刻は、ファイルがアクセス(読み取りまたは書き込み)されると常にオペレーティング システムにより自動的に更新されます。ただし、比較が実行されると、すべてのバックアップされたファイルのアクセス時刻も更新されます。そのため、ファイルが実際に(比較以外で)アクセスされたかどうかを追跡したい場合は、元のアクセス時刻を保存しておく必要があります。
- このオプションを選択しない(ボックスをオフにする)と、バックアップされるすべてのファイルで、前回のファイル アクセス時刻がバックアップ完了時の新しい値に更新されます。これはデフォルトの設定です。
- このオプションを選択(ボックスをオン)すると、Arcserve Backup は、すべてのファイルで、バックアップが実行される前のファイル アクセス時刻を元の値として保持します。
注:UNIX ベースのエージェントの場合、このオプションはローカルで適用する必要があります。詳細については、「UNIX Agent のローカル バックアップ オプション」を参照してください。
- [デデュプリケーション デバイスへのバックアップ用にアーカイブ ビットをリセットする] -- このオプションを選択すると、最適化を有効にしているカスタム バックアップ ジョブにおいて、ジョブに含まれるすべてのファイルのアーカイブ ビットがジョブの完了後にリセットされます。最適化では、前回のバックアップ ジョブ以降に変更されたファイルのみを対象にデデュプリケーションが実行されます。アーカイブ ビットの値が 1 であればファイルが変更されていることを示します。その後のバックアップ ジョブでも、最適化の有効時に、変更されたファイルのみにデデュプリケーションが実行されるように、このアーカイブ ビットをリセットによって 0 に戻す必要があります。最適化を有効にしたジョブでこのオプションを選択していない場合、前回のバックアップ以降に変更されていないファイルがその後のジョブに含まれてしまい、パフォーマンスの著しい低下を招くおそれがあります。
- デデュプリケーション デバイス データ/UDP RPS データ ストア データをバックアップ -- テープへの Arcserve Backup デデュプリケーション デバイス データまたは UDP RPS データ ストア データを保護する場合は、このオプションを選択します。このオプションを選択した場合は、[VSS を使用する]オプションを有効にし、[VSS 失敗時、標準バックアップに戻る]オプションを無効にする必要があります。両方とも[ボリューム シャドウ コピー サービス]タブにあります。[VSS を使用する]オプションを有効にする操作、および[VSS 失敗時、標準バックアップに戻る]オプションを無効にする操作を忘れて行わなくても、このオプションは、バックアップ ジョブの実行時にバックアップ ジョブにより自動的に有効になります。
- [バックアップ終了後のメディアのイジェクト] -- 以下のいずれかのオプションを選択します。
[失敗ターゲットの再試行]オプション
詳細情報:
UNIX/Linux エージェントのローカル バックアップ オプション
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