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Backup Agent 管理を使用した Agent for Microsoft SQL Server のバックアップおよびリストアのパラメータの設定
Backup Agent 管理を使用して、サポート対象バージョンの Microsoft SQL Server について、Agent for Microsoft SQL Server のバックアップおよびリストア用パラメータの設定を行います。これらのパラメータには、Microsoft VDI (Virtual Device Interface)オブジェクトの設定およびリモート通信の設定などがあります。
Backup Agent 管理を使用した Agent for Microsoft SQL Server のバックアップおよびリストアのパラメータの設定方法
- Agent for Microsoft SQL Server がインストールされているコンピュータにログインします。
Windows の[スタート]メニューから、[すべてのプログラム] - [Arcserve] - [Arcserve Backup] - [Backup Agent 管理]を選択します。
[Arcserve Backup Agent 管理]ダイアログ ボックスが開きます。
- ドロップダウン リストから Agent for Microsoft SQL Server を選択し、環境設定アイコンをクリックします。
該当する環境設定ダイアログ ボックスが表示されます。
- [共通設定]タブで、[エージェント ログ設定]の下の[詳細レベル]と[同期記録]を以下のとおり指定します。
- 詳細レベル -- エージェントのアクティビティ ログとデバッグ ログに記録される詳細レベルを指定します。アクティビティ ログの設定では、詳細レベルに「通常(0)」を指定すると、エージェント アクティビティに関する基本情報がログに含まれます。「詳細(1)」を指定すると、エージェント アクティビティに関するより詳細な情報が含まれます。「デバッグ(2)」の場合は、適度に詳細なレベルでデバッグ ログに記録できます。「トレース(3)」の場合は、非常に詳細なレベルでデバッグ ログに記録できます。アクティビティ ログは、参照のためにローカライズされています。デバッグ ログは、Arcserve サポートが使用することを想定しているので、複数の言語では使用できません。
- 同期記録 -- このオプションを有効にすると、ログ メッセージが転送されるたびにアクティビティ ログに自動的に書き込まれます。このオプションを無効にすると、複数のメッセージを取得して、グループとしてまとめて書き込むことによって、負荷の高いシステムでのパフォーマンスを改善できます。
- [適用]をクリックして共通設定を適用します。
- [インスタンス設定]タブで、Agent for Microsoft SQL Server の設定を変更するインスタンス(ARCSERVE_DB)またはインスタンス名を選択します。
- [仮想デバイス環境設定]で、パラメータを以下のとおり設定します。
- ストライプ数 -- バックアップに使用する CPU の数を指定します。この値をデータベース サーバに搭載されている CPU の数にすると、一般的には最高のバックアップ パフォーマンスが得られます。デフォルト設定は 1 で、最大値は 32 です。
- バッファ数 -- バックアップとリストアに使用する VDI バッファの総数(最大転送サイズのもの)です。デフォルト設定は 1 です。この数は、ストライプの数未満にはできません。
- データ ブロック サイズ(バイトデータ) -- すべてのデータ転送サイズは、この値の倍数になります。値は、512バイト以上64 KB以下の値で、2のn乗である必要があります。デフォルト設定は 65536 (64 KB)です。
- 最大転送サイズ -- Microsoft SQL Serverからデバイスに送られる最大入出力要求サイズです。これは、バッファのデータ部分です。このパラメータ値は、64 KBの倍数である必要があります。値の範囲は 64 KB ~ 4 MB です。デフォルト設定は 2097152 (2 MB)です。
- 最大 VDI 待機時間 - バックアップ(ミリ秒) -- 仮想デバイス オブジェクトがバックアップ処理中に Microsoft SQL Server からの応答を待つ時間をミリ秒単位で示します。この設定はまた、一部のリストア処理などにおいて、並行処理が同期するのを待つ場合やバックグラウンド処理が完了するのを待つ場合に、エージェントによって使用されます。デフォルト設定は、60000 ミリ秒(10 分間)です。
- 最大 VDI 待機時間 - リストア(ミリ秒) -- 仮想デバイス オブジェクトがリストア中に Microsoft SQL Server からの応答を待つ時間をミリ秒単位で示します。リストアされるデータベースのデータベース ファイルが大容量の場合、この値を大きくします。デフォルト設定は、9000000 ミリ秒(2.5 時間)です。
- [名前付きパイプ環境設定]で、リモート接続に失敗した場合に、Agent for Microsoft SQL Server が名前付きパイプを閉じるまで待機する時間(最大接続待機時間)をミリ秒単位で指定します。デフォルト設定は、400 ミリ秒です。
- [リストア後の処理待機時間]のパラメータは、以下のとおり設定します。
- ポーリング間隔(秒)-- データベース ステータスの確認を行う間の待ち時間です。デフォルト設定は、60 秒(1 分間)です。
- 最大タイムアウト待機時間(分) -- 待機プロセスを終了するまでの待ち時間です。タイムアウト待機時間が経過しても、リストアするトランザクション ログ セッションがジョブにある場合、SQL Server の準備ができていないため、それらのセッションは失敗する可能性があります。デフォルト設定は、180 分(3 時間)です。
[適用]をクリックしてインスタンス設定を適用します。
- [OK] をクリックして環境設定を終了します。
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