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ツリー単位でリストア

ツリー単位のリストアでは、Arcserve Backup でバックアップされた、表示されているファイルおよびディレクトリから、特定のディレクトリまたはドライブをリストアします。必要なデータがどのメディアに入っているかわからないが、どのマシンからそのデータがバックアップされたかがわかっている場合は、この方法を使用します。

［ツリー単位］では、バックアップの最後のインスタンスのみが表示されます。それ以外のインスタンスをすべて表示し、アクセスするには、リストアするオブジェクトを選択して［復旧ポイント］ボタンをクリックします。ツリー単位ビューには、マスタ サーバ固有のビューのみ表示されます。

ツリー単位でバックアップ ジョブをリストアする方法

1. Arcserve Backup からリストア マネージャにアクセスして、［ソース］タブを選択し、［ソース ビュー］ドロップダウン リストから［ツリー単位］を選択します。

   注：必要に応じて、復旧ポイント日を選択し、別のセッションをリストア対象として選択することができます。

   リストア マネージャの左側のペインに、バックアップ済みの、リストア可能なボリューム、ドライブ、ディレクトリ、およびファイルが一覧表示されます。

2. リストアするデータを選択します。

   対応する内容とプロパティが、リストア マネージャの右側のペインに表示されます。

3. ［ディスティネーション］タブを選択して、リストア ファイルの保存場所を指定します。ソース ファイルは、元のディレクトリ構造（元の場所）または指定した任意の場所（別の場所）にリストアできます。

   リストア ファイルの保存場所が指定されました。

   ［セッション ユーザ名およびパスワード］ダイアログ ボックスが開きます。

   SQL Server および MS Exchange の場合、対応するアプリケーションの実行中に Arcserve Replication シナリオを元の場所にリストアすると、リストアされたファイルは一時的に拡張子 .TMP で作成されます。リストア ジョブが正常に終了すると、既存のアクティブなファイルを上書きおよび置き換えるためにサーバの再起動を求められます。サーバが再起動すると、リストアされたファイルが元のデータベースにマージされます。対応するアプリケーションが実行中でない場合、元の場所へのリストア プロセスの際に一時ファイルは作成されないので、サーバを再起動する必要はありません。

   Arcserve Replication のリストアは、Windows Systems Client Agent でのみサポートされています。そのため、別のリストア場所は Windows Systems Client Agent ツリー内にあるデスティネーション マシンまたはボリュームである必要があります。Client Agent ツリーの下にないサーバ ツリーまたは他のツリーにリストアしようとすると、リストア ジョブは失敗します。必要に応じて、新しいクライアント エージェント マシンを追加できます。新しいクライアント オブジェクトを追加する手順については、「管理者ガイド」を参照してください。

   重要：クラスタ環境にインストールされている SQL Server は、再起動できないので、元の場所へリストアを実行する前にアプリケーション リソースを停止する必要があります。

4. セッション単位方式と同様の手順でリストアを続けます。