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ca_restoreのデスティネーション オプション

ca_restore コマンドには、以下のグローバル デスティネーション オプションが含まれます。

ca_restore
[-nobase|-base|-entirepath]
[-onconflict <overwrite|rename|skip|overwriteold>]
[-createversion|-replaceversion|-restoreversion]

-nobase

デスティネーション パスにベース ディレクトリを作成せず、リストア中にソース ベース ディレクトリの下のすべてのサブディレクトリを作成します。デフォルトでは、このオプションが選択されています。

-base

リストア中にベース ディレクトリからデスティネーション パスを作成します。

-entirepath

デスティネーション上にソース パス全体を作成します。親ディレクトリ上のどのファイルもリストアされません。ベース ディレクトリまでのディレクトリ パスのみがデスティネーション上に作成されます。

-onconflict <overwrite|rename|skip|overwriteold|confirm>

ソースからコピーするファイルと同名のファイルがデスティネーション ディスクに存在する場合に、Arcserve Backup が使用する方法を選択します。

overwrite

ファイル名の重複に関係なく、すべてのソース ファイルをデスティネーションに上書きしリストアするように指定します。デスティネーション上の既存のファイルは、ソースからのファイルによって上書きされます。

デフォルトでは、このオプションが選択されています。

rename

ソース ファイルの名前を変更し、ファイル名は同じで拡張子が異なるファイルをデスティネーションへコピーするようにします。名前が変更された拡張子の形式は、ターゲット パーティションにあるファイル システムにより異なります。

skip

デスティネーションに同名のファイルが存在する場合、ソース ファイルをスキップしリストアしないように指定します。

overwriteold

より新しいファイルで上書きし、デスティネーション上の同名ファイルより修正日が新しいソース ファイルだけをリストアするように指定します。デスティネーションのファイルより修正日が古いソース ファイルは上書きされません。

-createversion

新しいファイル バージョンを作成するように指定します。Arcserve Backup は、すべてのファイルを元のファイルの新しいバージョンとしてリストアします。ターゲット ディレクトリ内のファイルは影響を受けません。

-replaceversion

ターゲット ディレクトリ内のファイルがリストア データ内のファイルと同じ名前およびバージョン番号を持つ場合、ファイル バージョンを置き換える(上書きする)ように指定します。

-restoreversion

ファイル バージョンのリストア(上書きしない)を指定すると、ターゲット ディレクトリ内のファイルがリストア データ内のファイルと同じ名前およびバージョン番号を持つ場合、Arcserve Backup はファイルをリストアしません。その他のすべてのファイルは、元の名前およびバージョン番号でリストアされます。

詳細情報:

ca_restore - 例