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ca_restore - グローバル フィルタ オプション

フィルタを使用すると、特定のファイルやディレクトリをリストア ジョブに組み込んだり、ジョブから除外したりできます。フィルタを使用することで、目的のファイルを絞り込むことができます。フィルタには、ジョブ全体に適用されるグローバル フィルタ、特定のノードに適用されるノード レベル フィルタ、ボリューム レベル フィルタがあります。適用されるフィルタのレベルは、ca_restore コマンド内での -filter スイッチの位置によって決定されます。

重要:フィルタを誤って使用すると、リストア中にデータが欠落する可能性があります。フィルタを指定または適用する場合は注意してください。

注:Arcserve Backup では、組み込みおよび除外フィルタにワイルドカード文字であるアスタリスク「*」と疑問符「?」をサポートします。アスタリスクのワイルドカードは、任意の数の文字と一致するように指示し、疑問符のワイルドカードは、任意の一文字と一致するように指示します。

ca_restore コマンドには、以下のフィルタ オプションが含まれます。

ca_restore [-filter
[<include|exclude> <file|dir> <pattern>]
[<include|exclude> [<attribute> [hidden] [readonly] [system] [archive]]]
[<include|exclude> [<date> <modify|create|access> <onorbefore|onorafter> <mm/dd/yy[yy]>>]]
[<include|exclude> [<date> <modify|create|access> <between <mm/dd/yy[yy]> <mm/dd/yy[yy]>>]]
[<include|exclude> [<date> <modify|create|access> <within <count> <days|months|years>>]]
[<include|exclude> [<size> <equalto|greaterthan|lessthan> <size val> <Bytes|KBytes|MBytes|GBytes>]]
[<include|exclude> [<size between <<low size val> <Bytes|KBytes|MBytes|GBytes>> <<high size val> <Bytes|KBytes|MBytes|GBytes>>]

include

結果には、フィルタの条件を満たすファイルのみが含まれます。たとえば、ローカル ハード ディスク ドライブ全体のリストアを選択して、\SYSTEM ディレクトリ内のファイルを組み込むようフィルタを設定した場合、\SYSTEM ディレクトリ内のファイルだけが Arcserve Backup によってリストアされます。それ以外のファイルはリストアされません。

exclude

除外は常に組み込みに優先します。たとえば、フィルタを追加して、拡張子が .exe のファイルを組み込み、さらにもう 1 つフィルタを追加して、\SYSTEM ディレクトリを対象から除外するよう設定すると、\SYSTEM ディレクトリに保存されている拡張子 .exe のファイルは、すべて除外されます。

file | dir <pattern>

指定したパターンに基づいて、ファイルまたはディレクトリを組み込むか除外するかを指定します。

注:If you select the include directory pattern filter and do not specify an absolute path, the empty directories for all the directories that do not match the user provided criteria will be restored.リストア時に空のディレクトリが作成されることを防ぐには、リストア ジョブを作成するときにグローバル リストア オプションの[空のディレクトリを作成する]を無効にします。

attribute

指定したファイル属性を持つファイルを組み込むか、または除外するかを指定します。

隠し

ディレクトリの一覧に表示されないファイル。たとえば、IO.SYS は隠しファイルです。

読み取り専用

変更できないファイル。

システム

使用しているマシンに固有のファイル。

アーカイブ

アーカイブ ビットが設定されたファイル。

date <modify|create|access> <onorbefore|onorafter> <mm/dd/yy[yy]>

指定した日付以前/以後に更新、変更、またはアクセスされたファイルを組み込むか、除外するかを指定します。

date <modify|create|access> <between <mm/dd/yy[yy]> <mm/dd/yy[yy]>>

指定した 2 つの日付の間に更新、状態変更、またはアクセスされたファイルを組み込むか、除外するかを指定します。

date <modify|create|access> <within <count> <days|months|years>>

指定された日数、月数、または年数以内で最後に更新、状態変更、またはアクセスされたファイルを組み込むか、除外するかを指定します。

size <equalto|greaterthan|lessthan> <size val> <Bytes|KBytes|MBytes|GBytes>

指定されたサイズ「に等しい」、「より大きい」、「より小さい」ファイルを組み込むか、除外するかを指定します。

size between <<low size val> <Bytes|KBytes|MBytes|GBytes>> <<high size val> <Bytes|KBytes|MBytes|GBytes>>

指定されたサイズの範囲内にあるファイルを組み込むか、除外するかを指定します。

注:[グローバル フィルタ]オプションでは、以下の状態が存在します。

詳細情報:

ca_restore - リストア マネージャ コマンド

ca_restore - 例